「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

完全犯罪の復讐をトリックで破る山さん/暴走高校生をゴリさんが止めることができるのか?

2014-05-31 07:10:00 | ファミ劇日誌
日テレプラス・マイコン登場編の、来週放送予定である、第637話「模擬訓練」。
私も誤字・脱字では人のことは言えないので恐縮なのですが、日テレプラスのHPはじめ、確認した放送予定のサブタイトルが「模擬試験」になっており、思わずドックとマイコンが学生に扮装して模擬試験を受けるのを妄想してしまいました(^_^;)
ドックは厳しいですが、マイコンはまだOK?


さて、本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、

第349話 54.04.06 見知らぬ乗客 (山さん・長さん)

セミレギュラー:三上剛

ゲスト:大出俊
 園田裕久 矢吹渡
 渡辺知子 木下ゆず子
 木村令子 長島隆一 田村貫 徳弘夏生 高松政雄 三上瓔子 下村節子 真田五郎 水橋和夫 伴藤武 岸野一彦

脚本:中村勝行
監督:竹林進

東都産業・営業部長の塚本が車に轢き殺された。しかし、一係に現れた塚本の妻は、夫が誰かに殺されたのではないかと、その死に疑問を持っていた。ひき逃げに使った車が盗難車であり、事故現場が塚本にとって全くゆかりのない場所であり、かつ人通りの少ないところから、捜査は単なるひき逃げから、それを装った計画的殺人事件に切り替えられた。
そんな時、捜査に当たっていた山村と島は、駐車場の係員から塚本が以前人身事故を起こしていたこと聞きだし、被害者の松永恭子をマンションに訪れるのだった。しかし恭子は後遺症が元で一週間前に突然亡くなったという。管理人の話によると恭子の夫の松永寛之が、塚本を恨んでいるという、しかも松永の経営する設計事務所が事故現場近くにあった。目撃者の証言で松永の存在が大きく浮かび上がってきたが、犯行時刻に彼は新幹線に乗っていた。松永は自分を訪ねてきた山村に対して、自分の乗っていた新幹線に岡山の総社市に出かける大東商事の社員・稲垣の夫婦が前の席に座っていたと、完全なアリバイを山村に突き付けた。しかし粘る山さんは、松永が稲村夫婦が総社市に出かける訳をを何かで事前に知り、それを利用しているのではないかと判断し、それが何か探るが、なかなか見つからなかったが・・・・。

交通事故への罪と罰、それじゃ被害者の遺族はどこに怒りをぶつけていいのか、そういう点でも考えさせられる作品でありますが、それをトリックを使って「清算」したある男に、山さんもその男の「盲点」を突いたトリックを使って挑みます。
大出俊さんの松永役はちょっと他には考えられないキャスティングのような気がします。
妻を亡くした直後でありながら、完全犯罪に挑む冷静な恐ろしさを醸し出すというのはなかなか難しいところだと思います。
中盤から山さんと長さんがコンビで捜査に当たりますが、これを見るといつも「ホームズ」を想い出します。



第350話 54.04.13 高校時代 (ゴリさん)

ゲスト:山本圭
 新井康弘 今村良樹
 佐藤仁哉 小栗一也
 山田禅二 久保田万作 鈴木恒 中村義明 大辻鉄平 滝乙彦 二又一成 稲川善一 島田彰 中島元 戸塚孝 八木和子 小坂生男 西内彰 大竹義夫

脚本:畑嶺明 皆川隆之 小川英
監督:竹林進

久しぶりに恩師を囲んでのクラス会に出席したゴリさんは翌朝上機嫌で出勤。
そこへ、三人組が通行人に因縁をつけ、現金を奪うという事件が発生、二人の若者が病院に担ぎ込まれた。ゴリさんの調べで犯人のうち二人は17~18歳の少年で、もう一人は24~25歳のヤクザ風の男と分かる。
捜査を始めた矢先、修学旅行中の仙台の高校生・吉本と中山が姿を消したと、引率教師の北川から捜査依頼があったが、捜査中の暴行事件の若い二人の犯人は吉本たちだということが、被害者や北川の証言で判ったため、ゴリさんはこれ以上罪を重ねさせてはならないと、北川と共に高校生二人の行方を追った。
だが、北川はなぜか落ちこぼれの二人には冷たい。
北川の夢は都内の有名進学高校で教鞭を執ることで、すでに城南高校への就職が内定していた。ここで生徒が大きな事件を起こせばすべては水の泡となる。
そんな時、再び暴行事件が発生した。
三人組の犯人の最後の一人は暴力団・戸川組の谷であることがわかる。谷は偽名で本名は谷村といい、高校生二人の高校の先輩であったが、ボスは次第に犯行をエスカレートさせていく二人を戸川組が縄張り争いで竜神会に幹部を殺された仕返しの「鉄砲玉」に仕立てるのではないかと懸念した。
そんな時、北川が二人を退学させるといってきたが・・・。

高校生を何とか悪の誘惑から救おうとするゴリさん、自己利益のために落ちこぼれ生徒には冷淡だった教師・北川がゴリさんに引っ張られて本来の教師としての「愛情」を取り戻していきますが、この作品の見どころはそれのみではなく、当時スターだった「ずうとるび」のお二人を迎えたり、太陽中毒としては仁哉氏が絡んでいたり、ゴリさんの恩師を小栗さんが演じたり、なかなか随所目が離せない内容になっています。
そういえば、久々にゴリさんが被弾します。


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