「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送2/28=地方出素朴なカップルの陰にマカロニ故郷東京で奔走

2021-02-27 09:50:14 | 放送予定
さて、サンテレビの太陽放送も、マカロニ存命最後の主演作となります。
いや、考えるとサンテレビ太陽放送開始から当然ながら1年経とうとしています。
この歳になると、1年なんてあっという間だなぁ・・・・つくづく思います。
放送継続については、正式な情報が欲しい。。。。

ところで、本作と次作#51は何気に殿下と仲がいいマカロニを目撃することができるのが隠れたミソかもしれません。

今回放送される#50については、しばらく結構不条理でドラマチックな展開だった太陽が、一旦#49で落ち着いた感じになりますが、#49は太陽ファンにも制作側にも心に残る渋い名作となり、そのテンションの中で、#51含め何となく力を抜いた話という印象ですが、その感じや雰囲気が妙に好きですし、マカロニ主演太陽とすれば、どちらかというと原点に戻った感じがします。
ただ、これについてはどうも意識的にこの降板直前のタイミングに入れてきたのではないかと思えるのは、マカロニ・ジムニーが再登場したというのもあり、#52とは別にマカロニの総集編的な意味合いで製作されたのではないかと、小職は勘ぐっています(^_^;)
背景はちょっとヘビーですが、クライマックスとかもあの終わり方は小職は好きですね。

【地上波】サンテレビ・マカロニ編

2/28(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第47話)
サンテレビ1(地上波)

第50話 48.06.29 俺の故郷は東京だ!(マカロニ)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一

      関根恵子(欠場)

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平


ゲスト:坂口良子 頭師佳孝 
園田裕久 亀谷雅彦 
木田三千男 中村俊夫 松尾文人 磯村健治 武田昌之 富士野幸夫 中島公子 小坂生男

脚本:小川英 中野顕彰

監督:山本迪夫
 

当直明けのマカロニ、休暇をとった殿下とコンサートへ行く予定で、ソソクサと一係部屋から去って行った。
そんなマカロニの足を止めたのが、署の玄関前でモジモジしている三郎とアコのカップルだった。
話を聞くと、友人の宏の遺体が自分たちの部屋にあるというので、コンサートへ向かう足も逆戻りしてしまうマカロニだった。
一係部屋に2人を連れて行って、コンサートに向かおうとしたマカロニをやはりボスは呼び止め現場へ向かわせた。
果たして遺体はあり、さらにナイフで刺殺されていた。
しかし、友達が死んだのにもかかわらず、普通にしている2人だったが、当初は3人で上京、同居していたのに、現在では別居し関係も冷めていたとのことだった。
三郎とアコは結婚する予定で、今日の夜にフェリーに乗って故郷の福岡・玄海島へ帰る為に面倒なことに巻き込まれたくなかったが、三郎が筋を通したいからか出頭したのだという。
ただ、フェリーの切符を無駄にしたくないのでなんとかフェリーには乗り込みたいのだという。
しかし、凶器のナイフは三郎のものであるし、それは難しい状況ではあった。
ただ、いかにも純朴そうな2人が殺人を起こすのも考えにくい、宏の遺品である手帳から手がかりを探ることとした。
3人は上京したのも一緒だが、就職した会社も同じレコード会社だった。アコと三郎は辞めてしまったが、宏は出世して今では秘書課に勤務していた。
三郎はさらに事情聴取で、東京の暮らしに疲れたから故郷に帰るといい、宏には金を貸していて返してもらっていないという。宏の死亡推定時刻には同郷の先輩が勤める喫茶店にいたという。
三郎には動機もあり、凶器は自身のものだから、容疑者として拘留するしかなかった。無実を信じるアコと心象で三郎はシロだと信じるマカロニは、喫茶店の先輩の本田に事情を聞くためジムニーで走行中のところを、コンサートをすっぽかされた殿下が目撃してしまう。怒り心頭の殿下だったが、マカロニたちの行動を見てデートとは思えなくなり、様子を見ることにした。
本田に事情を訊くマカロニだったが、本田は三郎の証言より2時間近く前に店に来て10分程度で帰ったという。
アコがその話に怒り出し、さらに本田の話をまともに聴いたマカロニが許せなく、店から逃げるように出て行った。マカロニが止めるなどひと悶着しているとき、外車が乗り付けてきてアコを拉致しようとしたが、殿下の加勢もあり何とかアコを魔手から守ることが出来たが、マカロニは頭を路上に強打してしまっていた。
幸い軽いけがで済んで、すぐに捜査に復帰した。
その頃、ゴリさんは宏の手帳をの記号めいた書き込みの人物を探り当てたが「J」だけは誰だか解らなかった。
さらにその人物たちに当たると、どうやら宏に弱みを握られ、上司には出世させてもらい、寿司屋の主人からは金を脅し取っていた。
マカロニとアコは何とかまた二人で同行していたが、アコは一刻も早く東京を出たいと焦りだしたと思ったら、いきなり三郎を調べるより他の者や「社長ジュニア」を調べろと勢いで言ってしまった。どうやらアコは「社長ジュニア」のことは云いたくなかったらしい。宏の手帳にあった「J」は、それで容易にその宏の会社の社長の息子である高志であることは想像がついたし、アコは宏が強請行為を行っていたことを知った居たという事になる。
その高志に会いに高志ら仲間が入り浸っているスナックへマカロニとアコは向かったが。高志たちのふざけた態度にマカロニは閉口、宏が殺された頃もこのスナックでいたらしい。高志はそんなマカロニをよそにアコに「あれをどこに隠した」と問われた。そんな様子を見たマカロニはアコを引っ張り店を出て、アコに隠し事をしているなら自分は捜査から降りるとキッパリ言った。アコは重い口を開き、宏が強請りで手に入れた金は高志や取り巻きに気に入られるために使っていたこと、高志が聞いた
「あれ」については本当に心当たりがないと話した。ただ、アコにも聞いてくる「あれ」があるとすれば、まずは彼らが住んでいたアパートが思い浮かんだマカロニは急行、しかし、アパート周囲になにやら「見張っている」者の気配を感じた後、鍵が開いていた薄暗い部屋の中で格闘になったが、なんと相手はゴリさんだった。
ゴリさんは部屋の捜索を改めて行っていたが、トイレのタンクから覚せい剤を見つけたという・・・・・。


田舎から出てきた若者3人のうち1人が殺され、田舎に帰る寸前にその遺体を発見した残り2人のカップルが疑われる・・・。
と言うよりは、当直明けの巻き込まれた格好のマカロニが振り回されると言うか(^_^;)
東京に夢破れたカップル、貪欲に出世を欲していた殺された若者。
東京の「毒牙」にはまってしまった若者たちに東京出身のマカロニが手を差し伸べます。

この作品、若く可憐な坂口良子さんはじめ、かなり癖のあるゲストが揃っていますし、サブで構える殿下の「軽さ」も楽しく、マカロニもシリアスな題材ながら軽快な感じになっていますので、独特な雰囲気を持った作品になっています。

マカロニのジムニーが久々に登場。
マカロニの存命最終主演作に華(?)を添えます。

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