【太陽にほえろ!1983の頃 PART1】
太陽1983DVD-BOXの発売がやっと3月21日に決定し、ネットにリリースニュースが掲載され、俄に盛り上がりを呈しているわけですが・・・
一般での現代の太陽のイメージ(初期中心)とちょっとかけ離れているところがあるのが1983年で・・・・この年は既にジーパン登場10周年ですから、初期のイメージを抱いている方が、このBOXを購入すると期待はずれだったり、逆にカルチャーショックを覚えたり大変なような。。。
まあ、そんな老婆心を小生は抱いているわけです。
ところで、あの頃・・・
1982年の大人事異動というのは作品内にもファンの中にもあった訳で、激動というのはこういうことを言うというのを10歳の少年は知った訳です(^_^;)
ただ、10周年から続いていた妙なハイテンションとお祭り騒ぎ的な感覚は作風にも反映されて、バラエティに富んだ作品群を展開していたのは継続していました。
ボスと山さんの巨悪への挑戦を描く第538話「七曲署・1983」とか、トシさんのターミネーターっぷりが心地いいというか地井さんの念願のアクティブ編第539話「襲撃」等、1月作品だけでお腹いっぱい状態だったと思います。(かくし芸込みで(^_^;))
その昨年からの熱はジプシー転勤まで続きます。
この頃はボスは復帰したものの、長年太陽を支えてきたメンバーが3人も退場したわけですから(岡田P氏も太陽第一線から退く)、残されたメンバーはボス不在時よりも必死に太陽に向き合っている感じがブラウン管からも伝わってきたものです。特に急遽チームの中核に据えられたドックや、人気爆発ながらも太陽に穴をあけるわけにもいかず懸命に参加していた徹さんやベテランながらも長寿番組への途中参加でその立ち位置に悩んでいた地井さんは必死だったと思います。
それがジプシー転勤で一つの区切りをつけます。
三田村さんも太陽出演を継続したいという思いはあったと聞きますが、必殺継続とNHK作品の主演では無理・・・。
個人的にはジプシー転勤に関しては「やっぱり」という感じだったと思います。
ただ、あれだけ大変革があったのでもしかしたら続投?という淡い期待はありましたが。
私の中で感覚的に太陽が後期に突入したのはマミー登場からなんですよね。
まさか令子が昇格するとは思わなかった・・・あの当時は太陽では女性刑事というのは考えられなかったですから、物凄い驚きでした。
ただ、考えてみると太陽の歴史からすると、令子が一番適任なんですよね。
登場回は落ち着いた話でしたが、なんとも感慨深く観た記憶があります。
そしてこの頃から、そのお祭り騒ぎ的だった雰囲気から覚めたというか落ち着いた感じになったんですが、それは多分作り手も観る側もそうだったと思いますが、いい作品や社会派の作品が多い中で、ボギーだけがアクション編で気を吐いていた感じがします。なので、西部署方面がアクションが派手になっていく中、太陽の「落ち着き路線」は当時の少なくとも小学生には物足りなさを感じた部分はあったと思います。
それに、やっぱりゴリさんのいない大きな穴というのは、落ち着いたからこそ見えてきて非常に寂しかった。
キャストにしてもスタッフにしても十分以上のポテンシャルをもっているのですが、やはり太陽という看板が前に聳え立っているというか、要するにこのメンバーで新番組だったら何も考える必要は無いのですが、やはり10年の歴史がどうしてもそれまでと比較させてしまうというある意味「ジレンマ」みたいなものを一番感じた時期だったかもしれません。
ただ、そのしがらみから解放された今では、マミー登場以後の作品は良い作品が多いと思います。
じっくりと腰を据えて観ることが多くなりました。
そういう葛藤がちょっと続いた後に、あの「スーパーバイオレンス」が登場します。
(つづく)
太陽1983DVD-BOXの発売がやっと3月21日に決定し、ネットにリリースニュースが掲載され、俄に盛り上がりを呈しているわけですが・・・
一般での現代の太陽のイメージ(初期中心)とちょっとかけ離れているところがあるのが1983年で・・・・この年は既にジーパン登場10周年ですから、初期のイメージを抱いている方が、このBOXを購入すると期待はずれだったり、逆にカルチャーショックを覚えたり大変なような。。。
まあ、そんな老婆心を小生は抱いているわけです。
ところで、あの頃・・・
1982年の大人事異動というのは作品内にもファンの中にもあった訳で、激動というのはこういうことを言うというのを10歳の少年は知った訳です(^_^;)
ただ、10周年から続いていた妙なハイテンションとお祭り騒ぎ的な感覚は作風にも反映されて、バラエティに富んだ作品群を展開していたのは継続していました。
ボスと山さんの巨悪への挑戦を描く第538話「七曲署・1983」とか、トシさんのターミネーターっぷりが心地いいというか地井さんの念願のアクティブ編第539話「襲撃」等、1月作品だけでお腹いっぱい状態だったと思います。(かくし芸込みで(^_^;))
その昨年からの熱はジプシー転勤まで続きます。
この頃はボスは復帰したものの、長年太陽を支えてきたメンバーが3人も退場したわけですから(岡田P氏も太陽第一線から退く)、残されたメンバーはボス不在時よりも必死に太陽に向き合っている感じがブラウン管からも伝わってきたものです。特に急遽チームの中核に据えられたドックや、人気爆発ながらも太陽に穴をあけるわけにもいかず懸命に参加していた徹さんやベテランながらも長寿番組への途中参加でその立ち位置に悩んでいた地井さんは必死だったと思います。
それがジプシー転勤で一つの区切りをつけます。
三田村さんも太陽出演を継続したいという思いはあったと聞きますが、必殺継続とNHK作品の主演では無理・・・。
個人的にはジプシー転勤に関しては「やっぱり」という感じだったと思います。
ただ、あれだけ大変革があったのでもしかしたら続投?という淡い期待はありましたが。
私の中で感覚的に太陽が後期に突入したのはマミー登場からなんですよね。
まさか令子が昇格するとは思わなかった・・・あの当時は太陽では女性刑事というのは考えられなかったですから、物凄い驚きでした。
ただ、考えてみると太陽の歴史からすると、令子が一番適任なんですよね。
登場回は落ち着いた話でしたが、なんとも感慨深く観た記憶があります。
そしてこの頃から、そのお祭り騒ぎ的だった雰囲気から覚めたというか落ち着いた感じになったんですが、それは多分作り手も観る側もそうだったと思いますが、いい作品や社会派の作品が多い中で、ボギーだけがアクション編で気を吐いていた感じがします。なので、西部署方面がアクションが派手になっていく中、太陽の「落ち着き路線」は当時の少なくとも小学生には物足りなさを感じた部分はあったと思います。
それに、やっぱりゴリさんのいない大きな穴というのは、落ち着いたからこそ見えてきて非常に寂しかった。
キャストにしてもスタッフにしても十分以上のポテンシャルをもっているのですが、やはり太陽という看板が前に聳え立っているというか、要するにこのメンバーで新番組だったら何も考える必要は無いのですが、やはり10年の歴史がどうしてもそれまでと比較させてしまうというある意味「ジレンマ」みたいなものを一番感じた時期だったかもしれません。
ただ、そのしがらみから解放された今では、マミー登場以後の作品は良い作品が多いと思います。
じっくりと腰を据えて観ることが多くなりました。
そういう葛藤がちょっと続いた後に、あの「スーパーバイオレンス」が登場します。
(つづく)