「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

レギュラーの味がでてきた

2012-01-31 01:06:51 | 浮気心
そういえば、ファミ劇日誌をサボっているのに今頃気付いた私です(-_-;)

それでも、とりあえず自分の中で消化しておかなければならない・・・東映チャンネル1月放送の『警視庁物語』。

1961年度の16作「十五才の女」、17作「十二人の刑事」。

レギュラーは神田隆氏(戸川捜査主任)、堀雄二氏(長田部長刑事)、花澤徳衛氏(林刑事)、山本麟一氏(金子刑事)、須藤健氏(巨人ファンが表面化した渡辺刑事)、佐原広二氏(高津刑事)、16作のみ登場の松本克平氏(捜査課長)。
16、17作の若手マンスリー刑事は千葉真一氏(中川刑事)。
多分今までで一番ハツラツとした刑事ではあるものの、サニー的な活劇は皆無という・・・。
そして、だんだん金子刑事と同格だと解った高津刑事は他の刑事は外で活躍するものの、最終作17作では主任さんとお留守番が多い(-_-;)

16作はまだ「パンパン」が居た頃の正直直視出来ない悲劇で・・・。
このシリーズはオリンピック前の世相を反映した作品が多く、ある意味夢のある映画が多かった中でドキュメンタリーの要素を持たせていたわけですから、凹む作品の時は徹底的に嫌な感じになります。
でも、ここでも色男は今井健二氏。
(特捜隊、マキさんはゴロツキ、ナンチョウさんは刑事。)

17作はそれまでの総集編的色合いが高く、それまでマンスリー刑事を演じてきた面子がほぼ揃います。
最後まで出ずっぱりなのは宮城から来た、立石主任とは対極にあるヨレヨレの無精ひげ池本刑事に波島進氏、その上司の小川探偵長(部長刑事)に大村文武氏、金子刑事の地元・名古屋の顔なじみ高山刑事に中山昭二氏、短時間の登場で他の刑事と絡みが無かった静岡の東刑事に南廣氏。
事件は宮城で女が殺されて、その女の金目的に殺した曽根晴美氏のトラック運転手が浮かぶまであちこちで容疑者が浮かぶという感じ。
あまりにも波島氏のヨレヨレっぷりが際立った為かレギュラーが目立たなかった作品(^_^;)
街頭テレビがクライマックスに登場したり、佐久間良子氏の若々しい姿も拝めたりする今まででは一番大作だと。
(特捜隊のモモさんは駆け落ちした旅館の番頭役。)

1962年。
18作「謎の赤電話」は欠番のようで・・・。

19作「19号埋立地」
中川刑事の代わりに北川刑事として南廣氏が復帰、高津刑事の代わりに太田刑事の大木史朗氏。
大木氏は太陽では素晴らしい死に様をみせるお偉い方的役が多いですが、この頃は若手です。
埋立地で発見された死体、その人間のどす黒い部分と、その憂き目にあった夫婦の悲劇。

と、何気に次回の『警視庁物語』と『特別機動捜査隊』の再放送を心待ちにしております(^_^;)
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