生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

カイガラムシ?(2)吐き出す綿-マクロ写真-

2007-07-20 16:55:25 | Weblog
◆ 写真はカイガラムシ?が吐き出した繊維です。白く見えたものは粉ではなく,糸状です。吐き出した細い繊維が絡まって”綿”のようになり,身の回りと小枝に付着しています。カイガラムシは”綿”でくるまれた安泰な「我が家」に落ち着き,あまり動き回ることもなく,樹液を吸い取っているようです。このムシが取り付いた小枝はその年はもちろん花をつけることはないので,切り取るしかありません。
ミクロラボ  Π(パイ)  ポリ亭

カイガラムシ?(1)棲息の状態-マクロ写真-

2007-07-20 16:41:27 | Weblog
◆ 梅雨末期のこの頃,大発生したこの虫はカイガラムシでしょうか?昨年も発生しておおいに樹木に害をもたらしました。晴れ間を見ては,連日のようにムシの棲息しているあたりに局所的に殺虫剤を噴霧しましたが,なかなか駆除しきれません。このムシのついていた小枝を切り取っても,次の日になるとまた別の枝に取り付いています。全身を綿でくるんで身を守っているので,いったん取り付かれると駆除はなかなか厄介です。放置しておいた昨年は,むくげが全く開花しませんでした。
◆ 写真は小枝に取り付いている状態のものです。小枝ごとそっと切り離して撮影しました。全身を綿でくるんでおり,形も全く分からないくらいです。目と思われる黒点がかすかに見えます。時々綿を引きずって動いています。これでは殺虫剤の噴霧がかかっても身は安泰なのではないでしょうか。
◆ 殺虫剤を勢いよく噴霧したり,枝をたたくなど強い刺激を与えると,驚くべきことに綿を脱ぎ捨てて数十センチメートルもジャンプして遁走します。全く蚤も顔負けです。
◆ 結局,薬の大量散布以外には,このムシの取り付いて小枝を片っ端から切り取って焼き捨てるしかないことが分かりました。
ミクロラボ Π(パイ)  ポリ亭


サフィニア(4)雄しべ-超マクロ写真-

2007-07-18 09:23:15 | Weblog
 サフィニアの雄しべの写真です。花糸の先端の葯の扉が開き,いっぱいの花粉が見えてきました。いざ,雌しべをアタックしようという気概!?が感じられます。この花粉の中で雌しべに受け入れられて種子になるのは数個なのでしょうか。花粉の生存競争は激しい?
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭

サフィニア(3)雌しべと雄しべ-超マクロ写真-

2007-07-18 09:02:15 | Weblog
 サフィニアの雌しべと雄しべの写真です。右手の雄しべより飛び出した花粉が雌しべの縁のあたりに付着しています。雌しべはやや成熟して黄色っぽくなり始めています。
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭
参考ブログ:高分子-ミクロの世界-

サフィニア(1)全体像-マクロ写真-

2007-07-17 11:51:37 | Weblog
 写真は春植えのサフィニアの赤い花の全体写真です。花弁は5個あるように見えますが,エッジが互いに接合しています。花弁の裏側には細かい毛がたくさん生えています。花の中心からは,緑色の1本の雌しべと5本の雄しべが突き出してきています。雄しべと雌しべの超マクロ写真を次回より数回にわたり載せることにします。
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭


トコナツナデシコの雄しべ-超マクロ写真-

2007-07-16 21:36:59 | Weblog
 写真はトコナツナデシコの雄しべです。長さは4ミリメートルもあり,立派な雄しべです。中には花粉がぎっしりと詰まっていて,今にも噴出しそうです。生物のバイタリティを感じます。
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭

トコナツナデシコの雌しべ-超マクロ写真-

2007-07-16 21:26:46 | Weblog
 トコナツナデシコの雌しべの超マクロ写真です。前回示した四季咲きナデシコの雌しべとは全体として似ていますが,らせんは巻いていません。
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭
参考ブログ:高分子-ミクロの世界-