竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

会ひにゆくおのれの一樹山桜 加藤一雄

2021-04-02 | 今日の季語


会ひにゆくおのれの一樹山桜 加藤一雄

作者が男性なので納得した
少年時代の忘れえぬ冒険の証か
この山桜だけに打ち明けた青春の慟哭か
おそらくは巨木
作者はいままさに少年に戻っている
(小林たけし)


【山桜】 やまざくら
◇「吉野桜」
バラ科の高木。関東から西の山地に多く自生する桜。4月上、中旬、新葉と共に白花を開く。吉野山の山桜が最も有名。俳句としては、桜の種類としてでなく、山に咲いている桜を詠むことも多い。

例句 作者

たぎつ瀬の白濁したり山櫻 恩田侑布子
やまざくら中村君を証明す 山口可久実
三尺の玻璃戸に嵌まる山ざくら 梶田竹外

夕暮の風のこもりて山櫻 丸山睦子
夫を焼くけむりに触れず山ざくら 野間口千賀
山ざくらふかい空から人招く 国武十六夜