産科医療の『ワークシェアリング』

2008年07月02日 | Weblog
 ◎藤沢市内では、かつて30ヵ所ほどの出産施設がありました。

 現在は、市内3医院と市民病院です。
 助産院は2か所です。
 
 場所の数の減少の根底には、産科医不足が挙げられます。
 産科医は出産に伴う母子のの死亡事故等での訴訟が多くリスクが多いという事が原因でもあります。

 藤沢市では、市民病院の5名の産科医の医師に分娩手当が支給される事も可決されました。

 これは早い話…過重労働の中で、他の場所に行ってしまう事のないように待遇の充実をしたものです。

 5日に1回の当直、市街の緊急の患者の受け入れもあり大変です。

 今回の民生常任委員会でも提案申しあげましたが、『助産師外来』の設立による『ワークシェアリング』の推進が必要と思っています。

 このたび10回まで妊産婦健診の助成される事の決定がなされましたが、順調な出産のリズムで健診を受けられる方は、助産師外来で健診を受ける。

 異常な場合、合併症を伴う恐れのある場合など医者に即刻つなぐ。

 こうした『ワークシェアリング』により産科医不足を乗り越えていくことが大切だと思っています。