持続可能な福祉社会へ向けての…社会保障のあり方

2010年12月20日 | Weblog

       ◎持続可能な福祉社会の構築のためのに…社会保障制度のあり方など、骨格を整える重要な


        局面を迎えており…待ったなしで…議論を積み重ね、この国の将来像を描かねばならない時です。

                       

       
       かつての日本社会は…終身雇用制と安定した家族というものが…見えない社会保障の下支えの


       役割をし…また、前提として限りない経済成長と不可分のものでもありました。


       しかし…経済成長という前提が倒壊し…無縁社会などという言葉が使われる家族形態や


       人口減少…超高齢社会において、再分配のシステムである福祉を根底から考え直す必要が


       生じています。

                       


       社会保障給付費約105兆円の半分は…年金が占め…医療費が30%…介護が7%です。


       高齢化の進む中で…更なる医療費と介護費の膨張は逃れようがなく、支え手の現役世代は


       少子化で減少の一途を辿っている状況です。



                       


       大学を出ても就職ができない…ひきこもりと言われる若者も推計70万人…


       もっとも失業率が高いのも…高齢世代でなく10代から20代の若者で…


       失業率は、平均より世代平均の2倍となっており…


       いわゆる人生のリスクが人生の前半から…中盤にも広く及んでいる時代となっていて…


       福祉や社会保障のあり方を…高齢者について考え、老いてからの安心を得る事を考えた時代から…


       政策の軸足を子育てや…若者支援にも重点を置くシステムが必要な時代です。


       今、将来へ向けた、社会全体の持続可能な福祉社会のあり方…そして構築が求められています。