快気分析

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仕組みとアプローチ -  メカニズム 内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝、逆断層型地震は日中に発生しやすい事象

2023-02-10 12:48:50 | 火山 地震 津波 
 前回記事の続きになります。
 内陸型地震について「逆断層型地震は日中に発生しやすい傾向が有る」と言うのは日中に地表の温度上昇が有って地殻が僅かでも膨張すると地殻が押し合う力が増すのでこのタイプの地震が発生するトリガーの一つとなり、反対に「内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝に発生しやすい傾向が有る」と言うのは地表の温度が低下し、地殻が僅かでも収縮する事で地殻のまとまり同士の横方向の密着がハズれやすくなって横ずれを起こしやすくなり、このタイプの地震が発生するトリガーの一つとなる、と言う「仕組み」は(確率論ではありますが)存在している、と思うに至りました。

仕組みとアプローチ -  内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝、逆断層型地震は日中に発生しやすい傾向について

2023-02-10 12:39:53 | 火山 地震 津波 
 先程書いた前回記事の続きです。
 「内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝、逆断層型地震は日中に発生しやすい」と言う傾向についてですが、では1995年以降についてはどうなのか、と日本で発生した地震で犠牲者を伴うようなものについても調べてみました。

引用開始 10件(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%8D%97%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

兵庫県南部地震(ひょうごけんなんぶじしん)は、兵庫県南部を震源として1995年(平成7年)1月17日午前5時46分に発生した地震[2]
(中略)
発震機構:東西方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型[8]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E5%9C%B0%E9%9C%87

新潟県中越地震(にいがたけんちゅうえつじしん)は、2004年(平成16年)10月23日17時56分、新潟県中越地方を震源として発生したM6.8、震源の深さ13キロの直下型の地震である[1]。
(中略)
メカニズムとしては、北西 - 南東圧縮の逆断層型の地震である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%BD%E7%99%BB%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E9%9C%87

能登半島地震(のとはんとうじしん)は、2007年(平成19年)3月25日9時41分58秒(JST)に石川県輪島市西南西沖40kmの日本海で発生した、マグニチュード(M)6.9(気象庁暫定値)の地震。地震空白域とされる地域で発生した。
(中略)
国土地理院のGPSの観測で、震源となった断層が右横ずれ成分を含む逆断層

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E3%83%BB%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E5%86%85%E9%99%B8%E5%9C%B0%E9%9C%87

岩手・宮城内陸地震(いわて・みやぎないりくじしん)は、2008年(平成20年)6月14日午前8時43分(JST)頃に岩手県内陸南部(仙台市の北約90km、東京の北北東約390km)で発生した、マグニチュード7.2 の大地震。
(中略)
これらは主に西側が隆起する逆断層の性質を示しており、地震によって発生した断層のずれが地表に現れたもの(地表地震断層)だと見られている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E6%B2%BF%E5%B2%B8%E5%8C%97%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

岩手県沿岸北部地震(いわてけんえんがんほくぶじしん)は、2008年7月24日午前0時26分ごろ(JST)に、岩手県沿岸北部で発生した地震。
(中略)
スラブ内地震(沈み込んだ海洋プレート内の地震で、二重深発面の下側で発生)[8]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E5%8C%97%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2011%E5%B9%B4)

2011年(平成23年)の長野県北部地震[2][3](ながのけんほくぶじしん)は、同年3月12日3時59分ごろ、長野県北部と新潟県中越地方に跨る地域、長野県下水内郡栄村と新潟県中魚沼郡津南町との県境付近で発生した地震[4]。逆断層型の内陸地殻内地震

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

長野県中部地震(ながのけんちゅうぶじしん)は、2011年6月30日08時16分37秒 (JST) ごろ、長野県松本市付近で発生した地震である。地震の規模はMj5.4 (Mw5.0)。
(中略)
松本市付近では、東北地方太平洋沖地震の発震直後から地震活動が活発化していたことから、この地震の誘発地震とされている。発震機構解は、西北西 - 東南東に圧縮軸を持つ横ずれ断層型であった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2016%E5%B9%B4)

熊本地震(くまもとじしん)は、2016年(平成28年)4月14日21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震。
(中略)
この14日の地震は、北北西 - 南南東方向に張力軸を持つ、この地方で一般的な[71]「右横ずれ断層」型であり
(中略)
4月16日1時25分には、同じく熊本県熊本地方を震央とする震源の深さ12 km、Mj7.3、Mw7.0[4] の地震(本震)が発生  
(中略)
この地震は、南北方向に張力軸を持つ右横ずれ断層型(正断層成分を含む)の内陸地殻内地震であり、北東 - 南西方向に伸びる震源断層を持つと推定される[72][87]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E5%8C%97%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

大阪府北部地震(おおさかふほくぶじしん)は、2018年(平成30年)6月18日7時58分39秒に、日本の大阪府北部を震源として発生した地震。 
(中略)
防災科学技術研究所によると、本震は西北西 - 東南東を圧縮面とする逆断層型。気象庁マグニチュード暫定値はMj6.1である[3]。
(中略)
その後の余震活動では地震活動域の全域で横ずれ断層型、北側で逆断層型というように混在した型の地震が発生している[7]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E8%83%86%E6%8C%AF%E6%9D%B1%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)は、2018年(平成30年)9月6日3時7分59.3秒
(中略)
地震のメカニズム
本地震の発震機構は東北東-西南西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、プレート内で発生した地震である[4]。

引用終了

 日照が期待できる朝7時~9時を日中とみなせば逆断層型地震は日中で発生している比率が高い事がわかります。
 では(死者は無かったものの)目立つ大きな地震で横ずれ断層であったにもかかわらず日中に発生したものはどれか?と言うと、次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E5%8F%96%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87

鳥取県中部地震(とっとりけんちゅうぶじしん)は、2016年(平成28年)10月21日14時7分ごろに鳥取県の中部を震源として発生した地震である。
(中略)   
この地震は、西北西-東南東方向に圧力軸を持つ、北北西-南南東走向の左横ずれ断層型の地震で、地殻内で発生した地震であった[2]。

引用終了
 
 若干例外的な事例も有りますが、総じて「内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝、逆断層型地震は日中に発生しやすい傾向がある」と言う事は上記のデータからも言える、と考えています。


仕組みとアプローチ -  トルコを震源とする大地震から考察 内陸型の横ずれ断層型地震は夜間早朝に発生しやすい傾向

2023-02-10 12:30:36 | 火山 地震 津波 
 今月6日に発生したトルコ・シリアの大地震は正式名称は現時点で「2023年ガズィアンテプ地震」とされているようです。
 トルコを震源とする大地震はわかっているだけでも多く、主なものは次の通りです。
 新しい地震の順に列記してあり、引用資料は8件ですが対象地震は7件です。

引用開始 8件(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1719%E5%B9%B4)

イズミット地震 (1719年)
(中略)
地震の種類 内陸地殻内地震、横ずれ断層型

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1939%E5%B9%B4)

エルジンジャン地震(エルジンジャンじしん)[2][3][4]は、1939年12月27日午前1時57分(現地時間)、トルコ東部エルズィンジャン県で発生したマグニチュード7.8の地震である。死者約3万3000人、負傷者約10万人、家屋損壊約11万7000件にのぼる、同国史上最も甚大な被害をもたらした震災であった[5][6]。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1992%E5%B9%B4)

エルジンジャン地震 (Erzincan earthquake) は、1992年3月13日20時18分頃に、トルコ東部のエルジンジャン付近で発生したマグニチュード (M) 6.8の地震である[3]。
(中略)
地震の種類 右横ずれ断層型[2]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1999%E5%B9%B4)

1999年のイズミット地震(別名「トルコ北西部地震」「トルコ・コジャエリ地震」等[注釈 1])は、1999年8月17日3時02分(EET、現地時間)に、トルコ北西部で発生したマグニチュード7.6の地震である。37秒もの間ゆれ続け[2]、1万7000人あまりが死亡し[3]、およそ60万人が家を喪うなど震源のコジャエリ県イズミット市を中心に甚大な損害をもたらした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E6%9D%B1%E9%83%A8%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2011%E5%B9%B410%E6%9C%88)

トルコ東部地震(トルコとうぶじしん)は、2011年10月23日13時40分(UTC+3、EEST)ごろ、トルコ東部のイラン国境に近いヴァン県の県都ヴァン近郊で発生したマグニチュード7.1(USGS暫定値)[3]とされる地震である。

https://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou63/10-15.pdf

10-15 1999年トルコ・イズミット(コジャエリ)地震の地表地震断層の調査結果 ... いずれも東-西ないし東北東-西南西走向の右横ずれ断層である。

https://www.gsj.jp/hazards/earthquake/turkey111024/index.html

トルコ東部の地震 [2011年10月23日]
(中略)
今回の地震は、圧縮軸が南北を向く逆断層で、アラビアプレートが北上しているために起きたと思われます。 今回の震源の近くのトルコ・イラン国境付近では、1976年11月24日にもM7.3の地震(39.1°N 44.0°E)が起きており、3900人の犠牲者が出ています(USGS)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/2023%E5%B9%B4%E3%82%AC%E3%82%BA%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%97%E5%9C%B0%E9%9C%87

2023年ガズィアンテプ地震は、2023年2月6日にトルコ南東部のガズィアンテプ付近で発生した地震[6][7]。トルコにおいては、同日4時17分(日本時間10時17分)にガズィアンテプ付近で1回目の大きな地震(マグニチュード7.8)が発生し、同日13時24分(同19時24分)にカフラマンマラシュ県のエルビスタン地区で2回目の大きな地震(マグニチュード7.5)が発生[6]。トルコとシリアを中心に甚大な被害を及ぼし、2011年の東北地方太平洋沖地震以降で最多の死者を出した地震ないし自然災害となった[8][9]。
(中略)
地震の種類 内陸地殻内地震(直下型地震)
横ずれ断層型

引用終了

 個人的にと言う程度ではありますが、このデータに関する限り、次の傾向則を認識できました。
 結論から書きますと、それは、「内陸型の横ずれ断層型の大地震は夜間、早朝に発生している事、そして逆断層型の地震は日中に発生した」と言う事です。
 これが何を意味するのか? ですが、これも結論から書くと、「夜間、早朝は地表の温度が下がる為、地殻が収縮して横ずれ断層型地震が発生しやすく、反対に逆断層は地表温度が上昇している日中に発生した」 と言う事です。
 メカニズムとしては理にかなっていると考えていますがどうでしょう。