ケンのブログ

日々の雑感や日記

自己決定と幸福

2018年08月29日 | 日記
昨日の午後8時前地震があった。
震度2かそのくらいの揺れだったような気がする。
極めて主観的な判断なのであてにならない震度だけれど。
市民交流センターにいてエレベーターの前の踊り場に
行ったときに揺れた。
それほど恐怖を掻き立てるほどの揺れではなかったけれど
揺れているとはっきり認識できる程度の揺れだった。
念仏を唱えながら揺れがおさまるのを待った。
揺れはすぐに止んだけれどたっているときの感覚だけでは
あてにならないと思ってその場でしゃがんで
まだゆれているかあたりを見たり
自分の感覚を確かめてみたけれど
どうやらゆれは確かに止んだようだった。
エレベーターに乗って階下に降りていった若い子が
何人かいたけれど、地震のときは
エレベーターに乗ってはいけないと注意する余裕はなかった。
あとでそのことをちょっと後悔したけれど
まあいいか、と思い直した。
結果オーライもいいところだけれど。
朝、ラジオのFM放送を聴いたいたら
娘に彼氏ができて最近デートによく行く
そこで私もと思い旦那を映画に誘ってみたら
めんどくさいは、いややと言われた。
というリスナーからのお便りが紹介されていた。
まあ、世の中にありがちな話だなと思う。
スーパーのイートインコーナーに行ったらおばちゃん同士が
話をしていた。
「私な、寝られへんねん。ここ3日くらい寝てへんねん。
寝てへんて、寝てないわけやないんやで
ただな、いつ寝たかどうか分からへんねん。
寝たゆう感覚がないねん。
ほんでな、夜中の一時くらいに目が覚めるやろ
そうするとなんかお腹が空いてるねん。
それでバナナ食べんねん。
目が覚めへんかったら、べつにお腹もすかんのやけどな」
と結局おばちゃん健康やないかと突っ込みを入れたくなるような
話をえんえんと続けておられる。
きっとそこそこ幸せな人なのだと思う。
思いっきりなにかを話せる相手がいたらまあ幸せだと思う。
まあ、おばちゃんにしかわからない悩みはきっとあるとおもうけれど、、、。
二三日前に喫茶店に入ったら
あるおばちゃんが
「ほんまに、あの人もまあ、今まで
私の悪口をさんざんよく言ってきてくれたもんやと思うわ」と
かなり大きな声で話していた。
そのときはおばちゃんもっと小さい声ではなせばいいのにと思った。
本当におばちゃんという人種は本能だけで
ものをしゃべっているのだろうか。
それもしかりかもしれない。
イエスも鳥が神様に守られていることを引き合いに出して
人間も同様に守られていることを悟れ
という主旨のことをいっている。
言動が本能的になるのはあながち
悪いことではないのかもしれない。
もちろん人間である以上はそこに
修養というものがあればもっといいのだろうけれど、、、。

話の時間軸が前後するけれど
ラジオで興味深いニュースを紹介していたので
内容を覚えておいてもう一度
それをネットで確認した。
ラジオで紹介していたのはこんなニュースだ。
神戸大学のチームの調査によると
日本人の主観的幸福感には
所得や学歴よりも選択の自由
自己決定度が強い影響を与えていると。
言われてみればきっとそうなんだろうなという
調査結果だと思った。
自分で決めてやっていくということは
大変なことと思うけれど
それができた人はきっと幸福感も強いのだろうと。
サマセットモームの
up at the villa
という小説はこんな文句で終わる。
to take risks that is what the lefe is for.
日本語に直訳すると
リスクをとる。そのために人生はある。
ということになるのだろう。
リスクってなにも経済的リスクに限ったことではない。
自分で決めればリスクは自分持ち
人のせいではない。
神戸大学の調査結果のニュースを読んでいて
サマセットモームの小説の最後の文句が
ふと頭に浮かんだ。
もちろん何をするにしても
真に自分一人でできることなど何もないので
常に人のおかげを受けられるように
人を軽く見ないことは常に必要だけれど、、、。

山口県で行方不明になった2才の男の子を
発見したおじさんのニュースがネットに最近よく載っている。
それを見ていたら
おじさんは、パックのライスも暖めずにそのまま
食べると出ていた。
実は僕もパックのライスをそのまま暖めずに食べてみたことがある。
そんなもの、暖めないパックのライスなんて
パリパリで食べられたものではない。
霧吹きで水をかけたらどうなるだろうと試してみたことも
あるけれど、それでもごわごわで
続けて食べる気にはとてもならない。
僕は2才の男の子を発見したボランティアのおじさんに
負けたと思った。
世の中なにごとも上には上があるものだと思う。
ボランティアのおじさんは自分で決めて
生きておられる方の代表格かも知れない、、、。