大震災から半年後
宮城県山元町の仮設住宅で
子供たちと一緒に絵を描いた
というより画用紙と
クレパスや絵具を準備したら
説明する間もなく
子供たちがどんどん
描き始めてにぎやかになる
そしてのびのびと
カラフルに仕上げる
自然と笑顔になり
絵を持って走り回る子も
大人の人たちは
描かずにじっと見ている
タマちゃんは色紙に
似顔絵を描いてあげる
震災の時の苦しかった話を
聞かせてもらいながら
ペンを走らせる
いつのまにか
数十人の方と話しながら
似顔絵を仕上げる
あまりうまく描けなかった
似顔絵だけど
笑顔で喜んでもらえて
うれしかった
またいつか会えたらいいねと
握手して別れた