遅くなりました~。1回り休んだのでカフカ君の会になりました。これまでずっとナカタさん担当だったのですが。
21章は、ショッキングな、そして1章から読んできた私たちには四国のカフカ君と中野区のナカタさんの物語が交錯する新聞記事から始まります。
最初の新聞記事はさすがに漢字が多いですね。辞書を引いてみたらあ、な~んだ。と思う単語が多かったです。
「目撃者はいない模様」
목격자도 없는 듯하다.
これなんて、私が韓国語訳したらあっさり
목격자도 없는 모양이다
を使ってしまうと思います。
で、インターネットで検索してみたところ、報道の文章で「~~であるようだ」と推定の文章を書くときにはどうやら 듯하다 が圧倒的に多いです。
これは文法的に何とか・・ではなくて報道記事ではこれが決まった形なのでしょうね。
ところで、
모양 って「模様」じゃなくて「形」なんですよね。
たとえば自宅用ホットクミックスで「形を作る」が 모양을 만들다 だったりします。
そして、日本語の「模様」は 무늬 .
호피무늬 でアニマルプリントです。호피 は[虎皮]
「君の行方を捜している」
네 행방을 찾고 있어.
「行方」は同じ漢字を韓国語読みして 행방 ですね。
偶然の一致でもなんでもなく、日本語の熟字訓が定着した韓国語はたくさんあります。
「葉書」 입서 「落書き」낙서 「手続き」 수속 などなど・・。
このあとに出てくる、
어떤 것은 내가 선택한 일이고, 어떤 것은 전혀 선택하지 않은 일이예요.
は、日本語でもそのまま「あるものは自分で選んだものだし、あるものは全然選んでいないことだよ」なのですが、私は今韓国語で一度読んでから日本語で読みなおしているんですが、この日本語よりも先に
There are something I chose, and something I didn't chose.
と、英語が浮かびました。
さすが村上春樹、といいましょうか。初期の村上春樹は、英語で書いた小説を日本語に自分で翻訳したとも聞きましたが、そういう創作方法もあるのですね。そして、それが本当だったとしたらタブロと同じです。
そして、ちょっと飛ばしますが、最後の
「その晩に、僕は幽霊を見る」、みなさん引っかかりませんでしたか?
私の学生の作文だったら、「その晩に」の「に」のところに括弧をつけて、「ないほうが自然です」と書くでしょう。初級だったら思いっきり×をつけてしまうかも知れません。
村上春樹にダメだしはできないので、
日本語では時間を表す名詞「先週・今夜・今朝」などには時間の助詞は不要だけど、韓国語に直すときには絶対に 에 が必要。 と、しておきます。
「体がすくんでしまうみたいになる」 は
온몸이 오그라드는 것 같아요.
これ、よく聞いたことのある言葉でした。(←大概辞書引くまで気づかない)
손발이 오그라다! 文字通りだと「手足がすくむ」ですが「チョ~恥ずかしい。」の意味で使っているみたい。
「何かが引っかかる」
석연치 않다 直訳すると「釈然としない」ですね。
하지 않다 が、치 않다 に変わっていて、
釈然の発音も 석연[ソギョン] で、日本語と全然変わっているので、全くわかりませんでした。
「予言というよりは呪いに近いかもしれないな」
여언이라기보다 저주에 가까울지도 몰라요.
これは訳ではなくて、すごく個人的な体験ですが、皆さんご存知のように我が家には男の子ばっかり3人いるんですけど、この間ヨング先生に会ったときに
「たまさんち、誰か1人は外国語勉強すると思いますよ」といわれたときに、この言葉を思い出しました・・・・母としてあんまりウェルカムではなかったな~。
久しぶりのカフカの会で書き方忘れてます、こんなんでよかったでしょうか?
家族の迷惑も顧みず、ぶつぶつ・・とず~っと音読しながら読んでいたのですが、カフカ君に優しく語りかける大島さんの ~거든 が快く響く21章でした。
ちょっと訂正しました(12月15日)
21章は、ショッキングな、そして1章から読んできた私たちには四国のカフカ君と中野区のナカタさんの物語が交錯する新聞記事から始まります。
最初の新聞記事はさすがに漢字が多いですね。辞書を引いてみたらあ、な~んだ。と思う単語が多かったです。
「目撃者はいない模様」
목격자도 없는 듯하다.
これなんて、私が韓国語訳したらあっさり
목격자도 없는 모양이다
を使ってしまうと思います。
で、インターネットで検索してみたところ、報道の文章で「~~であるようだ」と推定の文章を書くときにはどうやら 듯하다 が圧倒的に多いです。
これは文法的に何とか・・ではなくて報道記事ではこれが決まった形なのでしょうね。
ところで、
모양 って「模様」じゃなくて「形」なんですよね。
たとえば自宅用ホットクミックスで「形を作る」が 모양을 만들다 だったりします。
そして、日本語の「模様」は 무늬 .
호피무늬 でアニマルプリントです。호피 は[虎皮]
「君の行方を捜している」
네 행방을 찾고 있어.
「行方」は同じ漢字を韓国語読みして 행방 ですね。
偶然の一致でもなんでもなく、日本語の熟字訓が定着した韓国語はたくさんあります。
「葉書」 입서 「落書き」낙서 「手続き」 수속 などなど・・。
このあとに出てくる、
어떤 것은 내가 선택한 일이고, 어떤 것은 전혀 선택하지 않은 일이예요.
は、日本語でもそのまま「あるものは自分で選んだものだし、あるものは全然選んでいないことだよ」なのですが、私は今韓国語で一度読んでから日本語で読みなおしているんですが、この日本語よりも先に
There are something I chose, and something I didn't chose.
と、英語が浮かびました。
さすが村上春樹、といいましょうか。初期の村上春樹は、英語で書いた小説を日本語に自分で翻訳したとも聞きましたが、そういう創作方法もあるのですね。そして、それが本当だったとしたらタブロと同じです。
そして、ちょっと飛ばしますが、最後の
「その晩に、僕は幽霊を見る」、みなさん引っかかりませんでしたか?
私の学生の作文だったら、「その晩に」の「に」のところに括弧をつけて、「ないほうが自然です」と書くでしょう。初級だったら思いっきり×をつけてしまうかも知れません。
村上春樹にダメだしはできないので、
日本語では時間を表す名詞「先週・今夜・今朝」などには時間の助詞は不要だけど、韓国語に直すときには絶対に 에 が必要。 と、しておきます。
「体がすくんでしまうみたいになる」 は
온몸이 오그라드는 것 같아요.
これ、よく聞いたことのある言葉でした。(←大概辞書引くまで気づかない)
손발이 오그라다! 文字通りだと「手足がすくむ」ですが「チョ~恥ずかしい。」の意味で使っているみたい。
「何かが引っかかる」
석연치 않다 直訳すると「釈然としない」ですね。
하지 않다 が、치 않다 に変わっていて、
釈然の発音も 석연[ソギョン] で、日本語と全然変わっているので、全くわかりませんでした。
「予言というよりは呪いに近いかもしれないな」
여언이라기보다 저주에 가까울지도 몰라요.
これは訳ではなくて、すごく個人的な体験ですが、皆さんご存知のように我が家には男の子ばっかり3人いるんですけど、この間ヨング先生に会ったときに
「たまさんち、誰か1人は外国語勉強すると思いますよ」といわれたときに、この言葉を思い出しました・・・・母としてあんまりウェルカムではなかったな~。
久しぶりのカフカの会で書き方忘れてます、こんなんでよかったでしょうか?
家族の迷惑も顧みず、ぶつぶつ・・とず~っと音読しながら読んでいたのですが、カフカ君に優しく語りかける大島さんの ~거든 が快く響く21章でした。
ちょっと訂正しました(12月15日)