
装丁がきれいでまるで韓国の本みたい!
というのが第一印象でした。
考えてみると、私は韓国の小説とか文学とか言う前に、韓国の本が好きみたい。こった装丁も、地下鉄で詩集を広げている風景も、全部ひっくるめて。
ちょっとわけあって、本を買いました。
平凡社で「朝鮮近代文学選集」というシリーズで翻訳されている、これが第一巻です。
イ・グァンスは日本に留学し、その後ちょうど今から100年ほど前に活躍した人です。
「無常」は新聞の連載小説で、当時は大人気だったとか。
先が気になったこともあり、日本語が読みやすかったこともあり、一気に読んでしまいました。
ストーリーはロマンチックすぎてどろどろで・・昼ドラマみたいな感じ。
自然な現代日本語に翻訳されているので時代を忘れてしまうのですが、100年前の朝鮮ってこうだったのか。と考えさせられることがたくさんあります。
時代を忘れると「なんでそうなるんだ??!わからん??」となってしまいます。
今年1年勉強してきた歴史とか朝鮮の漢文文化とか随所に出てきて、あ~。勉強してきてよかった。と思ったのですよ。
うまくいえないけど、100年前の朝鮮には混沌の中に夢と希望があった、と感じました。
追記 12月17日
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