たままま生活

子育ての間にこっそりおでかけ・手作り・韓国語・・・。
多趣味な毎日を紹介します。

『神とともに』

2012-01-07 13:59:15 | 韓国文学
エニブックス(文学トンネのマンガ部門)でプレゼントされた本。

内容は現代韓国版『往生要集』という感じで、主人公が死んで地獄めぐりをする漫画です。

現代の韓国社会も反映されていて死後の世界もハイテク化されてます。
... ... たとえば納骨されたお知らせが死後の世界にメールで届くんですが、それを見た死後の世界の担当弁護士(審判=裁判があるから)は「ロイヤル層ですね。」納骨のロッカーも一番上と下は人気がなく、真ん中あたりは高額なのです。それを聞いた主人公は「マンションを買おうと半地下のアパートを転々としてたのに、死んでロイヤル層に入るとは・・・」と泣き笑い。

韓国人の宗教観と、韓国の現代社会を細か~く描写しているので、卒業論文かけるんじゃないの?と思うほど勉強になります。

クスリと笑えるところもあり、切ないところもあり。まだ上巻しか読んでないけど、無事に成仏したらすっきりするのでしょう。