すでに東京では旬が過ぎてしまった感がある。
ソメイヨシノはそろそろ終わりかもしれないけど、まだまだ見どころのところもある。
サクラの花が一輪、一房、そして散ったひとひらの花びらを集めた作品を。
数日前、孫と近所にある滝の根公園に行った。
少し歩くと、生い茂った木の合間の土の上に実に見事なピンクの花が咲いていた。
孫は目の色を変え無言でそれを拾い上げた。
束の間その花びらをしげしげ眺めていた。すると上からボトンと同じ花が落ちてきた。
見ると傍にあった木の枝にいくつも花をつけていた。
何の花?
牡丹? 椿? 椿って赤だと思ったが? じゃ牡丹?
そう、あれは厳しかった。
したが丸見え。風が吹くと下から、あの香しき香りが鼻腔に絡みついてくる。
お~~~い、何を言わせるんだ~~。
青大将は88歳だったのか。俺と同じか?
ふむ。
で、富良野のカフェね~?
君は相変わらずわがままだ。
かつて経験したのっぽのカフェでいいだろ?^^
椿は赤もあれば、ピンクもある。
白もあったんじゃないかな?
そういえば、キミの手本にしていた青大将。
彼が、88才の生涯を閉じた。
キミと同い年だな。
キミは青大将。
ボクは若大将と言われた・・・。
バンドの頃は、エレキの若大将といわれた。
キミは晩年、「キンタの国から」という名作を残した。
あれはよかったよ。
富良野のカフェにいってみたいね。