うん？
「フーアーユー？」「ホゥエア アーユーフロム？」「ハウ オールダーユー？」「ホゥエア ドゥ ユー サーチ？」「イエスタデイ オールマイトラブレス シンソ ファーラウエイ」
頭の中で知ってる限りの英語を反芻。
あれは間違いなく道に迷っている。
20メートルくらい先にいた外人二人は、段々、近づいてきた。
向こうから訊いて来なければこちらから声をかけよう、と準備万端。ヨシ!!!
すると、ぐーちゃんを一人の男が追い抜いていった。
…………あっ!!! ――先を越される。
外人と男が会話するそばを通り過ぎる。
なんでー。教えてやろうと思ったのに!!!
日本人は親切だ。
ジョンレノン似の日本人叙音暖簾にいろいろ助けてもらった、と母国に帰り仲間に懐旧談として話している姿を目に浮かべていたのにな……。
それが良く声を掛けられるんだよね
外人さんって見る眼が無いのか、私が良い人に見えるのか、地下鉄に乗ってる時この私に聞くんです。
ペラペラ喋ってるけど？？？？？の私！
唯一駅名を言ったので、ああそこに行きたいのだなと思って、ドアの上を指差して指折りしてネクスト・・・と教えて上げました。
とっても喜んでくれましたよ
で、いれずみがでかすぎたって？？
あ、いや、これは前の話だったな。
その～、ひろしくんというのは、キミのことかね。
ん？これも古い？？
キミも、なかなか注文が多いね。
まぁ、そういうことで、この日の日記についての、コメントは、いつの日か書き込もう。
わはははははは君もなかなかいいことするんだね。素晴らしいじゃない。
君こそ、母国でとてもステキなナイスバディーの女の子に助けてもらったと懐旧談だよ。って、きっと言われたと思うよ。
すごい、すごい!!!!!
ま、君は僕みたいな若者じゃないから許してあげよう。
で、君ね、もう一つ教えてあげるけど、君はアニキじゃなくて、アニキンなの。
何度言えば分かるんだろう、ネ？
みんな困ってることを君の耳に届けたくはなかったけど。
僕のところには毎日その苦情が相次いで届いている。
何度言っても覚えてくれないとか、言ったことを二秒後には忘れているとか……枚挙に暇がないのよ。
ね、覚えてね、君はアニキじゃなくて、アニキンなの。
で、ナンだね？ ヒロシ君ってのは？