子供のころ京都にいた。「東山見ればサルのケツまっかっか」「日本の乃木さんが凱旋すすずめめじろロシヤやまんことくくろばたき~きんた~ま、まめどうふ。ふんどししめた……」誰かが教えてくれた。バカの一つ覚えのように町を大きな声出しながら闊歩した。
シリトリみたいな歌だった。
ほかに歌というと「めだかの学校は~」「どんぐりころころどんぐりこ~」「カラスなぜ鳴くの~」「夕焼けこやけーの赤とんぼ~」「母さんが夜なべをして~」などの童謡。
小学校に入ってからは日課のように歌っていた「君が代」。学校で必ず歌っていた。だから疑問も一切沸かない。もちろん意味なんか知らない。
国対国のサッカー日本代表の試合。これを見ていた時、歌わない選手が多かった。なんでだ? なんで歌わないんだ? 相手の国の選手はみんな歌っている。
「おいらはドラマ、やくざなドラマ~」石原裕次郎の映画の主題歌やテレビの主題歌、「鉄腕アトム」「月光仮面」「狼少年ケン」「怪傑ハリマオ」なども、よく歌った。
小学校の音楽の成績は大体3。これは中学、高校の時も同じ。特別好きでもなかった。
父にガットギターを買ってもらったがたまに弾くくらいで、本格的に練習するには程遠かった。やがて高校生になって、ビートルズを知った時は衝撃だった。時を同じくして日本にGSブームが。部屋の中でビートルズやGSをうたう。楽しかった。
今日はここまで。