田中雄二の「映画の王様」

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『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』

2018-01-30 09:50:15 | 新作映画を見てみた
 1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、反戦の機運が高まる中、国防総省(ペンタゴン)が作成した、ベトナム戦争に関する極秘文書が流出する。スクープ記事でニューヨーク・タイムズに先を越された、ワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、残りの文書を入手し、公表しようと奔走するが…。というスティーブン・スピルバーグ監督作。



 実はこの映画の主人公は、ブラッドリーではなく、メリル・ストリープ演じるワシントン・ポストの社主キャサリン・グラハムである。彼女の米新聞社初の女性社主としての葛藤、報道の自由と友人(マクナマラ国防長官)の立場との板挟みに悩む姿、などが描かれていく。

 去年公開された『ドリーム』を見た時に、『ライトスタッフ』(83)と二本立てでやったら面白いと思ったが、この映画の後に起きたウォーターゲート事件を描いた近作『ザ・シークレットマン』、あるいは『大統領の陰謀』(76)と二本立てで見たら、さらに面白いのではと感じた。

 詳細は後ほど。
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