『テキサスの五人の仲間』(65)(1975.3.9.日曜洋画劇場)
年に一度のポーカー勝負のために、娘の結婚式を抜けてきた男(ジェイソン・ロバーズ)、死刑裁判を中断した弁護士(ケビン・マッカーシー)、葬儀屋(チャールズ・ビックフォード)、牛飼い(ジョン・クォーレン)、そしてウィルコックス(ロバート・ミドルトン)が、ダッジシティのホテルに集まった。
旅の途中で、かの地に立ち寄ったポーカー狂のメレディス(ヘンリー・フォンダ)は、妻メリー(ジョアン・ウッドワード)に隠れて参加するが、農場を買うために貯めた4000ドルをすった挙句、心臓発作で倒れてしまう。そして、夫に代わってメリーが5人に勝負を挑むが…。
ウッドワード演じる健気で美しくたくましい妻に同情していると、思いも寄らないどんでん返しの結末が訪れるというコメディ。ポーカーに必要なはったりとポーカーフェイスを、そのまま映画の構成に用いて、観客に一杯食わせるという趣向。スポーツやゲームを扱って面白く仕上がった他の映画同様、この映画も、ポーカーのルールを知らなくても十分に楽しめる。
監督はテレビ出身のフィルダー・クック。見事な脚本を書いたシドニー・キャロルは、他にはウッドワードの夫でもあるポール・ニューマン主演の『ハスラー』(61)や、『泥棒貴族』(66)があり、幻に終わった黒澤明の『暴走機関車』の脚本にも協力したそうだ。