『SHOGUN 将軍』(24)
太閤・中村亡き後、覇権を狙う五大老と敵対する吉井虎永(真田広之)。敵の包囲網が迫る中、英国人航海士ジョン・ブラックソーン(按針/コズモ・ジャービス)が、自身の領地へ漂着する。虎永は、語学に堪能でキリスト教を信仰する戸田鞠子(アンナ・サワイ)に按針の通訳を命じ、按針と鞠子との間には次第に固い絆が生まれ始める。一方、虎永は按針を利用して窮地を脱した上に、按針から世界の情勢を聞き、幾度も命を救われたことで、彼を旗本として取り立てるが…。
1980年にドラマ化(編集した映画版も公開)されたジェームズ・クラベルの小説を新たに配信ドラマ化。製作・主演・真田広之、監督、撮影、音楽は複数人、脚本ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ。(全10話)
80年版は、監督ジェリー・ロンドン、脚本エリック・バーコビッチ、撮影アンドリュー・ラズロ、音楽モーリス・ジャール。
今回と比較すると
役名(モデル)演者(80)→(24)
安針/ジョン・ブラックソーン(三浦按針/ウィリアム・アダムス): リチャード・チェンバレン→コズモ・ジャービス
吉井虎長→虎永(徳川家康): 三船敏郎→真田広之
戸田まり子→鞠子(細川ガラシャ): 島田陽子→アンナ・サワイ
柏木矢部→樫木藪重(本多正信): フランキー堺→浅野忠信
柏木近江→樫木央海(本多正純): 目黒祐樹→金井浩人
石堂和成(石田三成): 金子信雄→平岳大
落葉の方(淀君):佐野厚子→二階堂ふみ
桐(阿茶局): 高美以子→洞口依子
吉井那賀→:吉井長門 (松平忠吉)宅麻伸 →倉悠貴
戸田文太郎(細川忠興): 高松英郎→阿部進之介
戸田広松(細川藤孝): 安部徹→西岡徳馬
ふじ子→宇佐見藤: 千野弘美→穂志もえか
村次: 宮口精二→竹嶋康成
ロドリゲス司祭:ジョン・リス・デイビス→ネスター・カーボネル
40数年前に前作を見た時の日本の描写への違和感が全て払拭されたかと言えば、決してそうではないのだが、概して真面目に作っている点は好感が持てる。ハリウッドでの真田の地道な努力が報われたような感じもした。前作でフランキー、今回は浅野が演じた策略家の樫木藪重のキャラクターがなかなか面白い。脇役では石堂役の平が光る。按針役のジャービス、鞠子役のサワイも頑張っているが、やはり前作のチェンバレンと島田には及ばない。
「SHOGUN 将軍」ジャパンプレミア
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4f1d99f9fd34a691fc1da1d5126f2417
『将軍 SHOGUN』(80)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bf6eeadd7d264cc82f3814bf204e303b