『NIGHTMARE ALLEY 悪魔の往く町』

『NIGHTMARE ALLEY　悪魔の往く町』（47）

　ギレルモ・デル・トロ監督がリメークした『ナイトメア・アリー』が、３月25日から公開予定ということで、予習してみた。直訳すれば「悪夢横丁」といったところか。

　監督エドマンド・グールディング、脚本ジュールス・ファースマン、撮影リー・ガームス、音楽シリル・モクリッジ。日本未公開作だが、テレビで放映され、DVD化もされている。

　これまで職を転々としてきたスタントン・カーライル（タイロン・パワー）は、カーニバルの見世物小屋で働くことになり、偽読心術師のジーナ（ジョーン・ブロンデル）とその夫でアルコール依存症のピート（イアン・キース）とチームを組むことになる。

　スタントンは、団員のモリー（コリーン・グレイ）から、彼等がコード（暗号）を使っていることを聞きつけ、ピートから何とか暗号を聞き出し、ジーナと２人だけで組むことを画策するが…。

　舞台はカーニバルのサーカス。読心術、タロットカード、コード（暗号）、メンタリスト、スーパーナチュラル（超常現象）、トリックスター、福音、ギークと怪しさ満載のギミックで、一人の男の飽くなき欲望と、栄光と転落を描く。パワーの演技がなかなかすごい。リメーク作ではブラッドリー・クーパーが演じている。

　昔、神社の祭りの見世物小屋で見た蛇女のようなパフォーマーは、アメリカではギークと呼ばれていることを知らされた。

【インタビュー】『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2f2e4d6c65f94a2df4ab0c71b0f4bede