田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【インタビュー】「ブラックペアン」葵わかな

2018-04-13 19:07:24 | インタビュー

4月22日からTBS系でスタートする日曜劇場「ブラックペアン」に出演する葵わかなにインタビュー。
「わろてんか」を経験して一皮むけた感じがした。



https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1147235 

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『ランペイジ 巨獣大乱闘』

2018-04-12 09:12:21 | 新作映画を見てみた
怪獣VSドウェイン・ジョンソン



 遺伝子操作の実験の失敗によって、ゴリラとオオカミとワニが巨大化かつ凶暴化。シカゴを舞台に、大乱闘を始めた“怪獣”たちに、ドウェイン・ジョンソンが立ち向かう。

 特撮を前面に出した“超おバカ映画”。もともとがアーケードゲームだったせいか、アトラクションの要素が強い。

 ジャングルのシーンでは『ジュマンジ~』を思い出し、ヘリコプターのシーンでは『カリフォルニア・ダウン』(15)を思い出す、という定番のジョンソン映画。それにしても怪獣たちと互角に渡り合ってしまうジョンソンというのは、いくらなんでも…と思いつつも、最後は「まあ、彼の映画に理屈は要らないか」と妙に納得させられてしまう。これもまたお決まりのパターンだ。



 ところで、この映画でバイオテクノロジー会社社長の愚弟を演じたジェイク・レイシ―は、最近、面白いなと思っている俳優の一人。「おっ、また出てる」というタイプの、いい“二番手俳優”だ。

 英映画『人生はシネマティック!』(16)ではアメリカ人の間抜けな俳優を、『女神の見えざる手』(16)ではジェシカ・チャスティンに買われる男娼を、『クーパー家の晩餐会』(15)ではオリビア・ワイルドが空港で出会う男を、『キャロル』(15)ではルーニー・マーラに捨てられる恋人を、という具合に、どちらかといえば、間抜けで気のいい役が多い。

 こうした役は、普通に演じると嫌味に見えて、なかなか難しいと思うのだが、彼の場合、いい線でバランスが取れているという感じがするのだ。意外に悪役も似合いそうな気がするが…。
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BS「プレミアムシネマ」西部劇特集

2018-04-10 08:47:52 | 映画いろいろ
今週のNHK BSの「プレミアムシネマ」は何故か西部劇特集。
ラインアップの中には縁浅からぬ映画もあった。

 

『タンポポ』ラーメン・ウェスタン 2018.7.6.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3a08979da4134d36029f4ea27b9ce5aa

『LOGAN/ローガン』こんなところにシェーンが! 2017.6.12.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a51b32741253414267e18ccc8b38af34

『天国の門 デジタル修復完全版』ジョンソン郡戦争 2016.7.10.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7b624b718b6e4aab90dcc45e39b79ec0

『ドライヴ』と『ザ・ドライバー』『シェーン』の現代版? 2016.5.18.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a8ab8953659cf7185d8743ca8a15666b

『シェーン』デジタルリマスター版公開初日トークイベント 2016.4.10. 
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2d3b3dd3d4b79c90db799b911e4729a9

『シェーン』東京国際映画祭 2015.10.27.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c44f1c59778216bde6f9b78fc5ca1f79

『大砂塵』DVD発売 2018.1.12.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fe9281be96680865b7b2dd12c8a9b5e2

『大砂塵』 2017.9.27.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/46073cfd33bb4e5cdbdab2627dcd9576

『マッケンナの黄金』 2017.1.9.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3f555f3affaf657fb8c2b3d904ef7c96

ところで、今日のGoogleは『マッケンナの黄金』にも出ていたオマー・シャリフ生誕86年だった。最近は“オマル・シャリーフ”というようだが、なじめない。


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『映像の魔術師 オーソン・ウェルズ』

2018-04-08 15:34:17 | 映画いろいろ
 2015年の東京国際映画祭で見たドキュメンタリー『ディス・イズ・オーソン・ウェルズ』(15)かと思って見始めたら、別物の『映像の魔術師 オーソン・ウェルズ』(14)という映画だった。

 

 とはいえ、ウェルズの娘をはじめ、マーティン・スコセッシ、ピーター・ボグダノビッチら、インタビューに答えている顔触れがほとんど同じなのであまり新味はない。どちらも、ウェルズが、自分自身や自作について語っているところが一番面白かった。

『ディス・イズ・オーソン・ウェルズ』については↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2ad329a393ac039ba74c9d87260a0499

オーソン・ウェルズのプロフィール↓

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【ほぼ週刊映画コラム】『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

2018-04-07 16:48:30 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

イメージギャップを生かした“変身”が面白い
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』



詳細はこちら↓

https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1146662
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『アンロック 陰謀のコード』

2018-04-05 19:59:15 | 新作映画を見てみた
『ボーン・アイデンティティ』の女性版か



 CIAの尋問官アリス(ノオミ・ラパス)は、英国でのバイオテロ計画の鍵を握る容疑者からメッセージを聞き出すように命じられるが、それは罠だった。容疑者は殺され、アリスは米英の両政府から追われる身となる。果たしてアリスはテロを阻止することができるのか…というサスペンスアクション。

 マット・デイモンが主演した『ボーン・アイデンティティ』シリーズにも似た展開。ラパスが“強い女性”アリスに扮してすさまじいアクションを披露する。他にオーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコビッチ、そしてマイケル・ダグラスと、共演陣も豪華?

 監督はベテランのマイケル・アプテッド。人物が入り乱れ、誰が味方か敵か分からないややこしい状況の物語を、よくぞ98分にまとめたと感心させられた。

 プロデューサーのディ・ボナバンチェラは、この映画について「最近のスパイ映画は、善玉であり悪玉でもあるという要素が強くなっている。これはある意味『第三の男』への先祖帰りだ。信じていた世界が実は間違っていたという方が見応えがあるし、新鮮だからね」と述べている。なるほど。
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神宮球場で今年初の野球観戦 ヤクルトVS広島(2018.4.4.)

2018-04-05 18:16:53 | 雄二旅日記
 ヤクルトは新外国人のハフ、広島は若手の高橋昂也が先発。ヤクルトが4回にバレンティンの3ランなどで一挙5点を先取した。広島は5回までハフの前にノーヒットに抑えられていたが、6回に磯村のソロ、エルドレッドの3ラン、松山のソロで一気に追い付く。だが、中継ぎの九里、中田が誤算で、ヤクルトに3点を与え、終わってみれば8対5でヤクルトの勝利となった。両チーム合わせて4本のホームランが飛び交うなかなか面白い試合だったが、相変わらず神宮の席は狭くて落ち着かず、閉口させられた。



 ところで、メジャー帰りのヤクルト青木がさすがの存在感を示したが、彼の応援歌の前奏メロディは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)だった。理由は不明。一方、新外国人のハフはレッド・ツェッペリンの「移民の歌」。こちらも理由は不明だが、米国、韓国、日本と、チームを渡り歩いているせいなのかもしれないと推察する。

神宮球場が登場する映画については↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/31c83a17097aa1a3dbf4aa93c0f22962
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『ザーレンからの脱出』(62)

2018-04-04 09:13:28 | 復刻シネマライブラリー

 原稿作成のため、ユル・ブリンナーがずっと頭にターバンを巻いたままで活躍する『ザーレンからの脱出』を見る。

 

 舞台は石油を産出するアラブの某国。警察に捕らわれた地下組織のリーダー、シャリフ(ブリンナー)を救出するため、彼を信奉する大学生アーメッド(サル・ミネオ)らが囚人護送車を襲う。襲撃は成功し、彼らはザーレン石油会社の救急トラックを、乗っていた看護師のライラ(マドリン・ルー)もろとも奪い、町を脱出する。

 砂漠を越え、国境の向こうへ逃れようとする一行は、シャリフ、アーメッド、ライラと、極悪人のタハール(アンソニー・カルーソ)、妻殺しのハサン(ジェイ・ノベロ)、そしてアメリカ人の横領犯ヒューストン(ジャック・ウォーデン)という“いかした顔触れ”だ。

 一台の救急トラックを舞台にした、呉越同舟のアドベンチャー・ロードムービー。監督はイギリス出身のロナルド・ニームで、この映画がアメリカ進出の第1作。イギリス映画伝統の冒険劇と西部劇のタッチを融合させ、93分という短い時間内にテンポよくまとめている。

 危機の連続の中で、右か左かの決断を迫られる脱出行は、後年のニームの監督作『ポセイドン・アドベンチャー』(72)に通じるところもある。特に、ブリンナーとウォーデンの対立関係が、ジーン・ハックマンとアーネスト・ボーグナインに重なって見えて面白かった。

パンフレット(62・大阪映画実業社)の主な内容
かいせつ/物語/監督ロナルド・ニーム/ユル・ブリンナー、マドリン・リュー、サル・ミネオ、ジェームズ・メイスン/製作ノート

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『エンジェルス』

2018-04-03 08:29:12 | 映画いろいろ
 そういえば、エンゼルスが“主役”の『エンジェルス』(94)という映画があったことを思い出した。



 これは、天使(エンゼル)が、恵まれない子供たちの願いを受けて、弱いエンゼルスに助太刀するという心温まるファンタジー。「Angels in the Outfield」(51・日本未公開)のリメーク版らしい。

 監督は『アメージング・ストーリー』内の「パパとミイラ」(85)『ハリーとヘンダソン一家』(87)を撮った好漢ウィリアム・ディア。

 主人公に子役時代のジョセフ・ゴードン=レビット、彼を捨てる父親役にダーモット・マロニー、父親代わりになるチームの監督役にダニー・グローバー、黄昏のベテラン・ピッチャーにトニー・ダンザ、オーナー役にベン・ジョンソン、天使役にクリストファー・ロイド、その他、ジェイ・O・サンダース、無名時代のエイドリアン・ブロディとマシュー・マコノヒーも出ていた。今から見ればなかなかの配役だ。

 この時期のディズニーの実写映画は、『飛べないアヒル』(92)『クール・ランニング』(93)のように、他者とスポーツを媒介とした“大人の人生やり直し”を描いたものが目立ったが、これもその1本。グローバー演じる監督が、不幸な子供たちと触れ合うことで、自分自身とチームを見つめ直していく。で、天使の助けもあり、エンゼルスも快進撃を続けるというわけ。

 また、この時期は、腕のけがが元で何故か剛速球が投げられるようになった少年がシカゴ・カブスに入団する『がんばれ!ルーキー』(93)、少年が祖父(ジェーソン・ロバーズ)の跡を継いでミネソタ・ツインズのオーナーになるという『リトル・ビッグ・フィールド』(94)、そしてこの映画と、子供と野球との関わりを描いた映画も製作された。これは実際のメジャーリーグがストライキ問題で揺れていたことと無縁ではあるまい。せめて映画の中では野球に夢を…という感じだが、いずれもゲームシーンのリアルさには目を見張るものがあった。

 もう一本、エンゼルスのスカウト(エドワード・J・オルモス)の姿を描いた『ドリーム・ゲーム/夢を追う男』(91)という映画もあった。こちらは、主人公が逸材を求めて旅するアメリカ各地の草の根野球の様子から、ベースボールの裾野の広さを感じさせる佳作だった。
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大谷翔平とベーブ・ルース、そして映画

2018-04-02 19:52:14 | 映画いろいろ
 エンゼルスの大谷翔平がメジャー初登板で勝ち投手となった。大谷といえば、投手と打者との二刀流が話題になっているが、メジャーリーグで後にも先にも二刀流として成功したのは唯一人、ベーブ・ルースだけだ。

 ルースは、通算本塁打714本、通算安打2873本、通算打点2217、通算打率342という、希代のスラッガーであったばかりでなく、投手としても通算94勝を挙げている。はてさて大谷はどこまで近づけるのか…。

 

 で、ルースと映画との関わりは、

 まず、『カメレオンマン』(83)では、記録フィルムの中で“無理やり”ウディ・アレンと共演させられている。

 そして、ロバート・レッドフォード主演の『ナチュラル』(84)で、ジョー・ドン・ベイカーがルースをほうふつとさせる“強打者”を演じて、投手レッドフォードと対決するシーンがあった。

 伝記映画としては、ルースの恥部も含め、ジョン・グッドマンが見事なそっくりさんぶりを披露した『夢を生きた男/ザ・ベーブ』(91)がある。

 また『サンドロット/僕らがいた夏』(93)では、主人公の少年の夢の中にルースが現れ、ある選手のカードを見ながら「どうもこいつのことが気になってしょうがない」と語るシーンがある。その選手とは、後にルースの通算ホームラン記録を破ることになる若き日のハンク・アーロンだった…という楽しい楽屋落ちがあった。

 で、ルース自身は、ハロルド・ロイドの『ロイドのスピーディ=ベーブ・ルースさんどうぞ』(28)や、ゲーリー・クーパーがルー・ゲーリッグを演じた『打撃王』(42)に本人役で出演している。ウィリアム・ベンディックスがルースそっくりだったという『ベーブ・ルース物語』(48)は残念ながら見ていない。

 通算本塁打の記録はアーロンに破られ、後にバリー・ボンズがさらに更新したが、ホームラン王=ルースというイメージは不滅だ。

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