京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

山陰の旅3 玉造温泉

2010-01-18 10:37:30 |  国内旅行
          旅の始まりはこちら   山陰の旅1 寒波の中を



お風呂でほかほかになった後の、次のお楽しみは夕御飯です。


蟹やお魚好きな主人や弟、次男、母、
お肉好きな姪っ子達や、長男、

それぞれみんなが喜べる様にと、
主人と二人選んだつもりの旅館だったのですが、
今回は、ちょっと。。


宴会場?


まず、お部屋食ではなかったので、
紅白を見ながら食べれなかったのです。
これって、結構楽しみにしていたのにな~。


ま、これは仕方がないとしても、通された部屋は舞台付きの宴会場。
仕切ってはありますが、だだっ広い空間に8つお膳が並んでいます。


わ。。ほんまに宴会みたい。。と、ちょっとびっくり。






干からびてる。。


お膳を見ると、一見豪華そうに見えるのですが、
だいぶ前から並べてあったのでしょう。

にぎり寿司やお刺身も、なんか干からびている感じ。。


旅館の方に言った方がいいのかな~と思いながらも、
言う事でかえって場の雰囲気を壊してしまってもいけないし。。


と、なんかこの旅館を選んだ私達としては、
ちょっと残念な気持ちで食事が始まりました。






みんなきっと同じ事を思っていたと思うのですが、
でも、誰も文句を言わずに食べ始めてくれました。。


牛肉、鶏肉、豚肉、鴨肉の鍋は美味しくて、
肉好きな姪っ子達や息子達は喜んで食べていました。
よかった~、ほっ。。


帆立や海老、蟹などの海鮮焼きも熱々で美味しかったし、
茶碗蒸しに海鮮カルパッチョ、蟹の味噌汁。。と結構メニューもあり、
最後の蟹釜めしは炊きたてでとっても美味しかったです。


蟹好きの主人や弟にしてみれば、半分に切られたゆで蟹は
ちょっとショックだったかな。。とも思いますが、
ま、蟹がついていたというだけでもよかった。。
という事にしておきましょう。







おもてなしの心


ただ、やっぱり。。最初のお膳の干からびた印象が、本当に残念でした。


やっぱり、旅館はどんなに忙しい時でも
心のこもったおもてなしをする事が大切だと思います。
お食事時間に合わせてお料理を出すのは、その基本ですよね~。


旅館に来る人はそれぞれ色々な思いを持って来ています。

色々な記念日に来る人、
日ごろの疲れを癒しに来る人、
みんなでわいわいと楽しむために来る人、

それぞれの人が、旅館で過ごすひと時を楽しみにして
遠くからその地を訪れるのです。


私達も、今回の旅は、日ごろ仕事で大変な主人や弟、
そして息子たちにゆっくりとしてもらうと共に
長男の結婚が決まって、
みんなでお祝いする思い出の旅でした。



これもいい思い出に


だから、初めはちょっと残念だったのですが、
でも、みんなにビールやジュースで

「おめでとう~」とお祝いしてもらい、長男も嬉しそう。


確かに、ここにこうしてみんなで無事にお膳を囲んでいるだけでも
有難いことなんですよね。


あの雪道で、事故でもおこしていたなら、
とてもこんな風にみんなでわいわいとお膳を囲む事は
できなかっただろうし。。


年の最後にみんなでこうしていっしょにここに
集えた事に感謝しないといけませんよね。



最後には、食べきれず残った蟹飯をラップに包んで、
それぞれ独自でおにぎり作り。

大きなおにぎりに、小さなおにぎり、まんまるに、
四角、三角、いびつ。。
その色々な形に、みんなで大笑い。。


こんな宴会場の大晦日のお食事も、
きっとあとになれば笑い話のいい思い出になりますよね。



    (山陰の旅4 玉造温泉へ続きます。)