最近お知り合いになった方に、
とっても明るくて元気のいい奥さんがおられます。
年の頃は、私とだいたい同じ位。
ご近所の方で、初めてお会いした時、
彼女の元気さ、テンションの高さ、明るさ
そのどれもに圧倒されるくらいでした。
でも、無理をして明るくしているという感じは微塵もなく、
彼女の明るさは、天性のものなのだと、
その場ですぐに分かりました。
彼女の事を 「お母さん」と呼ぶ、これまた最高の笑顔の
かわいく明るい女の子がいっしょだったのですが、
小学生にもなっていない幼児さんで、
お子さんにしては小さいな。。。と思っていたら、
彼女は、その女の子のお祖母ちゃんでした。
話を聞いていく内に、女の子のママ、
つまり彼女の娘さんは病気の為、3ヶ月ほど前に
亡くなっておられたことがわかりました。
え~~!3ヶ月前に。。。と、
それだけでも驚きなのに、彼女は、
「私は癌なんですよ。いつ、どうなるかわからないし
その時は、おまえがちゃんとこの子を育てないといけないんだよと、
療養中の娘に話していたのに、先に逝ってしまうなんて。。」
と、話されるのです。
まさかそんな辛い状況に、彼女が置かれているなんて、
夢にも思わない位、彼女は明るく、
私は本当に信じられない思いでした。
携帯の待ち画面に使っている亡くなった娘さんの着物姿の写真を
「見てみて、かわいいでしょう。。」と、
見せて下さった時だけは、声を詰まらせておられましたが、
それでも、すぐに
「この子も、ママに似て本当にかわいいでしょう~」と、にっこりされます。
正直、こんなに強い人がこの世の中にいたんだ~と思うほど
本当にすごい!と思いました。
もしも、私が彼女だったら、どうなっていただろう。。
もちろん、そんな事を考える事自体怖いけれど、
でも私だったら、到底その悲しみから立ち直れず、
まだまだ泣き暮らしているような、そんな気がしました。
その後も、彼女と何回かお会いしてお話をするのですが、
彼女の明るさ、女の子の明るさはいつも変わらず、
本来なら、母親を失くして、沈み込んでしまうだろう子供の気持ちを
自分自身は癌であるにもかかわらず、
こんなにも明るくしてあげられる彼女の明るさ、強さに
毎回、感動していました。
そんなある日、その女の子と話していた時、女の子がポツリと
「お母さんね、また入院したらどうしよう。。」
と、言うのです。
まだまだ、小さいとはいえ、やっぱりママを亡くし、
今度また、お母さんと呼ぶ人を失ったらと、
幼い心で怯えていたのだと思います。
「大丈夫だからね。お母さんは絶対に大丈夫だからね。」
と言いながら、思わず女の子を抱きしめてしまった私ですが、
本当にもしも彼女になにかあったら、この子はどうなるのだろう。。
と心配でもあったのでした。
ところが、ついこの間、彼女と会った時
彼女がいつものテンションで
「ね~。聞いて、聞いて~。」と言うのです。
「この間の検診でね、癌がなんと消えてたのよ。」と。
「え~~!本当?!よかったね~!」と
嬉しくて二人でおおはしゃぎ。
「奇跡が起こったのよ。抗がん剤治療ももうせずに、
後は経過を見るだけでいいんだって。
これで、○○ちゃんの事を、ずっとみてあげられる」
と、本当に嬉しそうな彼女。
彼女の明るさが、
癌に、ここは俺の居場所じゃないと思わせたのではないかと
私は思いました。
彼女の本物の明るさが、癌を治したのではないかと。
でもひょっとしたら、亡くなった娘さんがお母さんの事を助け、
我が子のことを母に委ねたのかもしれません。
実際のところは、何もわかりませんが、
彼女の明るさが生きる力の大きな源であることは
違いないと思います。
どんな状況の中でも持ち続ける彼女のあの明るさ。。
普段は明るくても、何かあったらすぐに落ち込んでしまう私は
なかなか、彼女ほど強くはなれそうにないけれど、
それでも、
どんな時にでも、明るく生きることの大切さと素晴らしさを
学んだような気がしました。
とっても明るくて元気のいい奥さんがおられます。
年の頃は、私とだいたい同じ位。
ご近所の方で、初めてお会いした時、
彼女の元気さ、テンションの高さ、明るさ
そのどれもに圧倒されるくらいでした。
でも、無理をして明るくしているという感じは微塵もなく、
彼女の明るさは、天性のものなのだと、
その場ですぐに分かりました。
彼女の事を 「お母さん」と呼ぶ、これまた最高の笑顔の
かわいく明るい女の子がいっしょだったのですが、
小学生にもなっていない幼児さんで、
お子さんにしては小さいな。。。と思っていたら、
彼女は、その女の子のお祖母ちゃんでした。
話を聞いていく内に、女の子のママ、
つまり彼女の娘さんは病気の為、3ヶ月ほど前に
亡くなっておられたことがわかりました。
え~~!3ヶ月前に。。。と、
それだけでも驚きなのに、彼女は、
「私は癌なんですよ。いつ、どうなるかわからないし
その時は、おまえがちゃんとこの子を育てないといけないんだよと、
療養中の娘に話していたのに、先に逝ってしまうなんて。。」
と、話されるのです。
まさかそんな辛い状況に、彼女が置かれているなんて、
夢にも思わない位、彼女は明るく、
私は本当に信じられない思いでした。
携帯の待ち画面に使っている亡くなった娘さんの着物姿の写真を
「見てみて、かわいいでしょう。。」と、
見せて下さった時だけは、声を詰まらせておられましたが、
それでも、すぐに
「この子も、ママに似て本当にかわいいでしょう~」と、にっこりされます。
正直、こんなに強い人がこの世の中にいたんだ~と思うほど
本当にすごい!と思いました。
もしも、私が彼女だったら、どうなっていただろう。。
もちろん、そんな事を考える事自体怖いけれど、
でも私だったら、到底その悲しみから立ち直れず、
まだまだ泣き暮らしているような、そんな気がしました。
その後も、彼女と何回かお会いしてお話をするのですが、
彼女の明るさ、女の子の明るさはいつも変わらず、
本来なら、母親を失くして、沈み込んでしまうだろう子供の気持ちを
自分自身は癌であるにもかかわらず、
こんなにも明るくしてあげられる彼女の明るさ、強さに
毎回、感動していました。
そんなある日、その女の子と話していた時、女の子がポツリと
「お母さんね、また入院したらどうしよう。。」
と、言うのです。
まだまだ、小さいとはいえ、やっぱりママを亡くし、
今度また、お母さんと呼ぶ人を失ったらと、
幼い心で怯えていたのだと思います。
「大丈夫だからね。お母さんは絶対に大丈夫だからね。」
と言いながら、思わず女の子を抱きしめてしまった私ですが、
本当にもしも彼女になにかあったら、この子はどうなるのだろう。。
と心配でもあったのでした。
ところが、ついこの間、彼女と会った時
彼女がいつものテンションで
「ね~。聞いて、聞いて~。」と言うのです。
「この間の検診でね、癌がなんと消えてたのよ。」と。
「え~~!本当?!よかったね~!」と
嬉しくて二人でおおはしゃぎ。
「奇跡が起こったのよ。抗がん剤治療ももうせずに、
後は経過を見るだけでいいんだって。
これで、○○ちゃんの事を、ずっとみてあげられる」
と、本当に嬉しそうな彼女。
彼女の明るさが、
癌に、ここは俺の居場所じゃないと思わせたのではないかと
私は思いました。
彼女の本物の明るさが、癌を治したのではないかと。
でもひょっとしたら、亡くなった娘さんがお母さんの事を助け、
我が子のことを母に委ねたのかもしれません。
実際のところは、何もわかりませんが、
彼女の明るさが生きる力の大きな源であることは
違いないと思います。
どんな状況の中でも持ち続ける彼女のあの明るさ。。
普段は明るくても、何かあったらすぐに落ち込んでしまう私は
なかなか、彼女ほど強くはなれそうにないけれど、
それでも、
どんな時にでも、明るく生きることの大切さと素晴らしさを
学んだような気がしました。