夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

高名の木登り 徒然草第百九段

2011-02-16 20:02:39 | 日記・エッセイ・コラム

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今日の富士山は青空に映えて、本当に素晴らしい姿です!

雪化粧した部分の白さが格別です!

Dsc07073

今日は、徒然草第百九段  高名の木登りを復習しませんか?

   私は、 中学生の時に習いました。

時代を越えて、どんな場面や、人にも通じる真実があると思います。

      高名の木登り     徒然草第百九段      吉田兼好

高名の木登りといひしをのこ

人をおきてて、高き木に登せて梢を切らせしに、

いと危ふく見えしほどは言ふこともなくて

降るるときに、軒たけばかりになりて、

「過ちすな。心して降りよ。」と申し侍りしかば、

「そのことに候ふ。目くるめき枝危ふきほどは、おのれが恐れ侍れば申さず。過ちは、やすき所になりて、必ずつかまつることに候ふ。」と言ふ。

あやしきげらふなれども、聖人の戒めにかなへり。

まりも、難き所を蹴いだしてのち、

やすく思へば、必ず落つと侍るやらん。

まり;蹴鞠のこと

あやしい;身分の低い

私も階段の二段目から落ちてケガをしました。

あとちょっとと言う所が、危険で、大事です