震度6強の地震の爪跡
この度の地震について、お見舞いや、メール、電話などを頂きまして、ありがとうございます。
自宅は、大した被害はないかと思っていましたけれども、一晩中、震度3ほどの余震が何度も起きて、まんじりともせずに、夜明けを迎えました。
朝、壁を見てビックリしました。壁紙に縦、横に亀裂が入っています。
我が家は、鉄骨の家です。
縦揺れ、横揺れに構造体が動いて、壁が、きしんだようです。
食器棚の中の食器をはじめ、本箱の中の本やアルバムなども、なんともありませんでした。
近所の家々には、瓦屋根に被害が出ていました。
幼なじみが、沼津市から来て、来る途中も家々の瓦屋根が落ちたりして、沼津市よりも富士市の方が、被害が酷いと言っていました。
病院に行くと、みなさん、家の中がメチャメチャになってしまったと口々に自宅や、見て来た被害について、話していました。
私は、昨夜の疲れと、薬の影響で、夕方三時位から眠りこけていました。
先ほど夫の買って来てくれた干瓢巻きで、夕食を済ませました。
水も出たので午後ヘルパーさんに洗髪して頂きました。
今日は計画停電しないので、灯りが点いて安心です。
11日地震直後から、ほとんど毎日停電しています。
富士宮市では、地震直後の停電中トイレに行こうとして、ローソクの火がカーテンに燃え移って、自宅が全焼したお宅があります。
皆様も火の取り扱いには、十分ご注意下さいませ。
人間の営みを見つめて、富士山は今日も美しい姿を見せていました。
杏の花も満開です。
この薄紅色の花が咲く頃私はいつも齢を重ねます。
夫をはじめ、主治医の先生、病院の送迎の運転手さん、事務員さん、ヘルパーさんいつも色々な方のお世話になって、生きています。
泣いてばかりいる一年でした。
出来ないのですけれども、今回の地震で亡くなった、東北の元気一杯の若者と変わってあげたかったと思います。