今朝6時の富士山に笠雲が懸かっていました。
世界中の山々を登山してきた御近所の登山家の方が通りかかって、
「笠雲が上がっていくので、今日は天気は回復して来るでしょう。」と教えて下さいました。
するとお見事!8時頃には、だんだんと笠雲が上がって行き、薄くなって、晴れて来ました。
『笠雲がかかると雨降り』は、静岡県の常識だと思っていたのですけれども、笠雲にも色々な種類があるようです。
元広島県福山藩主阿部正桓公の子息阿部正直博士は、1927(昭和2)年御殿場にГ阿部雲気流研究所」を設立。
富士山周辺にあらわれる雲と気流の関係を解明するために、17年間に渡って観測を続けられました。
博士の研究方法は、映画の原理を応用し、富士山にわき上がる雲を二台のカメラで連続撮影して、気流の動きや変化を分析するという当時としては、大変ユニークで、先進的なものでした。
富士山特有の雲の分類や、気流の解明など、戦前日本の高層気象学に大きな功績を残されました。
Γ長いあいだ御殿場で、
富士山に関する
雲の形に心を
ひかれて、
雲形と気流との
関係を研究していた。」
阿部正直
研究は出来ないけれども、私も富士山と雲の形に心をひかれて、毎日飽きもせずに空と雲を眺めています!