兄弟のことを『はらから』と言うのは、同じ『腹から』産まれて来たからだそうです。
ブルーベリーの兄弟たち。どれもみんな同じような色形です。
親の元で仲良く大きくなります。
熟したブルーベリーの実。
大きさや、色あい、みんな微妙に違っています。
当然味も違います。
同じ木で、同じ時期に育っても、日当たりや、実の付き具合、木の上の方か、枝の先の方かなど生育条件が異なっていると、実の出来具合が違って来ます。
人間も同じようなもの。
跡取りとして大切に育てられる兄と、保険みたいな弟。
健全な夫婦生活の結果のようなその他大勢の弟や妹たち。
兄や姉は、「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と言われて育ちます。
弟や妹はその年齢として、どんなに真剣に話しても、年長の兄や、姉に「子供だから、今に大人になったら解る。」とあしらわれます。
兄弟がいつまでも仲良しなのは理想ですけれども、なかなか理想通りには行かないようです。
弟や妹が文字通り大人になって解って来ると難しいようです。
色や、味、艶が微妙に違って来ます。