夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

丁寧に生きる

2011-08-22 00:11:17 | 日記・エッセイ・コラム

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命は長さではない。どう生きるかが大切。

丁寧に生きることを目指して行こうと思います。

大きな病気を与えてくれたから、たくさんの色々な人に出会えた。

緑の匂い。

空気の匂い。

優しい人たちの匂い。

今日NHKのヒューマンドキュメンタリー18才″いのち"のメールで紹介されていた田嶋華子さん享年18才の言葉です。

涙がとめどなく流れて来て、断片的にしかメモ出来ませんでした。一行一行は全く繋がっていません。順番も順不同です。

    医療は全部受けたつもりだし、

    いつかはこういう日が来ることを覚悟

     もう十分頑張ってきたし

     大きな自然の中に身を任せる

      心はつながっているから大丈夫

      家族と当たり前の生活がしたい

      私は自分で決めたのだから

華子さんは重い心臓病の為に、八才の時に心臓移植を受けました。

十五才の時には、背骨が曲がる病気で、人工呼吸器を着けました。

そのために、声も出せなくなって、メールと筆談になりました。

壮絶な病気との闘いの日々だったと思います。

辛いと思うけれど、深呼吸して見守って欲しい(両親に宛てて)

感謝していますの絶筆(携帯のメールで主治医や両親に)

2010年9月14日早朝逝去

腎不全で浮腫が酷くなったのに、人工透析を拒否して、在宅で、ターミナルケアを受けながら、愛するご両親に抱かれて天国に旅立ちました。

何気なくつけたテレビで、彼女の感性と言葉の重みに衝撃を受けました。

私が常日頃何気なく感じていることを、彼女は生まれてからずっと、18年思索していたのだと思います。

本当に丁寧に生きた人生だったと思います。

ご冥福をお祈り致します。