夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

嵐の船出に負けないで

2011-09-02 22:52:36 | 日記・エッセイ・コラム

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大型で強い勢力の本物の台風が日本を直撃しそうです。

円高、領土問題、など日本を襲う世界の大型で強い勢力は国民が内輪もめなどしている場合ではない。

野田内閣が発足しました。

本当に大荒れの空模様の中の船出です。

今の日本の状況を暗示しているようです。

閣僚の平均年齢が58才。

私の年と同じです。

58才が、年なのか若いのか解りませんが、社会に貢献するには、最も適した年齢ではないかと思います。

この年代が日本の戦後史に最も影響を受けていると思うからです。

戦争が終わって産まれた世代ですが、親は戦争経験があります。

貧しさも知っています。豊かになって行く過程も成長と共に見届けました。

道徳で努力と忍耐、親孝行を学びました。

家庭では、年長者を大切にしました。

弟妹を子守したり、お兄ちゃんお姉ちゃんだからと我慢させられました。

嫁姑の苦労も、しています。

年金も先輩達に送り続けました。年功序列で働きました。少し上に団塊の世代がいました。会社にポストはありませんでした。

日本の復興と共に成長し、高度成長を支えました。

中堅になる頃経済が下り坂になり、定年になる頃退職金も、再就職先もありません。孫が生まれても、満足なお祝いもしてやれません。

増税しないで、借金を先送りしていたら、子孫に膨大な負の遺産を残すことになって、結果国は先細りしてしまいます。

今こそ悪い膿は出して、平成の政治を断行する時です。

議員定数削減。選挙の一票の格差是正。

出来ることから始めて欲しい。

台風の後には素晴らしい秋空が広がります。

国難とも言えるこの嵐を乗り越えて、平和で安心して暮らせる国にして欲しい。