令和二年の田植え
2020年5月20日 (水)
乗用田植え機で、田植えをする若者、
後方に完全防備の姿の郵便配達員。
日本人だけでなく、地球上の人類史上経験したことのない
新しい生活が始まろうとしています!
日本にとって、食糧の国内自給は喫緊の課題だと思います。
マスク不足で経験済みですが、
何でもかんでも労賃の低い海外生産に依存していては、いざという時
必需品を求めて行列をすることになります。
自動車製造でも、小さな部品一つが不足しても完全な製品は作れません。
田んぼの端っこは人の眼で確認します。
便利な機械でも目視が大事です。
隅々迄とても器用に植え付けて行きます。
『器用』 と言う特長は日本人の誇れる文化だと思います。
整然と並んでいる田んぼの早苗を見ると本当に心が安らぎます。
田植えの思い出
田植えの済んだ田んぼに水を入れて水田完成。
凡そ三反歩の田に三人の男性が一時間半程で苗を植え付けました。
米は主食。昔の田植えは助け合って
僅か半世紀前には、家族や親戚、近所等助け合って一日かがりで田植えをしました。
田植えが終わると、男しも女しもみんな疲労困憊。骨休みをする暇もなく次の日は、余所の家の田植えの手伝いに行きます。
米には八十八回手がかかっていると教えられ、
一粒のお米も大切にしないと目がつぶれると教えられて、綺麗に食べるように躾られました。
今日田植えが終わった早苗が立派な稲に育ちますように…
水田に父母を想う
田んぼの中や畦に亡き父母がいるようで、田植えを見るのが好きです……
故郷の田んぼ跡には、昨年ららぽーとが出来て辺りの様子がすっかり変わってしまいました。
今は二人で、洒落たお店で美味しい食事でも食べて、のんびりと寛いでいて欲しいです……