夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

まくわうり・真桑瓜・マクワウリ

2022-08-23 21:44:03 | 日記・エッセイ・コラム

まくわうり

 

2022年8月22日(月曜日)  撮影。

まくわうりは、

黄金色をした果物です。

昔、私が、小学生の頃、

まくわうりはスイカと並んでおやつの双璧。

夏休み、スイカの収穫の手伝いで

西瓜畑の隅に、黄色のマクワウリを見つけると嬉しくてワクワクしました。

トマトやスイカと一緒に家の掘り抜き井戸で冷やして食べました。

夏休みの自家製スイーツは、畑で獲れるスイカとマクワウリ。

スイカは昔も今も、不動の人気果物。

他に代わる物の無い夏の横綱。

 

 マクワウリは、何しろその名も真桑瓜。

瓜です。

食感はシャリシャリ。

新鮮なマクワウリは、パキッ...

味はほのかな甘み。

果物と言うよりは、野菜です。

薄い皮を包丁で剥いてから塩水にほんの少し着けて、適当な大きさに切って食べます。

 

      果物大好き

私が、子どもの頃は、

バナナは入院中の病気見舞い。お葬式のお供え物。

パイナップルは缶詰が、当たり前。

メロンは高級な果物だと言うことは知っていましたが、

実物は見た事がありませんでした。

マンゴーやパパイヤドリアンなんて存在さえ知りませんんでした。

 

昭和40年、私が、中学生になった頃に、

【プリンスメロン】と呼ばれる中身が黄色のマクワウリに似た柔らかい食感の甘い果物が登場。

マクワウリは、田舎のスイーツの主役の座を、プリンスメロンに奪われてしまいました。

 

マクワウリ

最近またマクワウリを産直で見掛ける様になりました。

春には農民市場で、苗も売っています。

皮の色が黄金色なので、仏様にお供えしても見栄えが良く、

比較的日持ちがしますので、真夏でもあまり傷みません。

くどくない、スッキリした甘みが、

ダイエットや糖尿病を気にする方々に支持されているのかもしれません。

昭和20年から30年の間に生を受けた戦後生まれの年代にとっては郷愁を誘う懐かしい果物です。

今でも一つ100円と低価格なのも有り難い!!

低価格、低カロリーの果物の優等生ですね。