享年99才。
大正三年生まれです。
毅然とした意志の強い女性でした。
長女故にしっかり者で、世話焼きで何につけても扇の要になれる人。
明朗活発で、頭の回転が速くて、頑張り屋さん。
50年以上前からボランティア活動をしていました。
花の会。婦人会。老人会等も代表として活動。一人暮らしの老人に食事を10年もの間届けていたそうです。
晩年は4年程寝たきりになってしまいましたが、頭ははっきりしていました。
お行儀がすごく良くて、寝ている時にも口をキチンと閉じて、両手は軽く胸の上に組んでいました。
先生や、看護師さんに名前を呼ばれると「ハイ」とはっきり答えていました。
私はとても真似が出来そうにありません。
頑張り屋の伯母さん一世紀もの間本当にお疲れ様でした。
どうぞゆっくりと好きな姿勢、楽な寝相でお休みくださいね。
伯母さんの晩年に寄り添うことが出来て、母親には出来なかった親孝行の真似も出来ました。
母に良く似た寝顔に何度涙を流したことでしょう。
老いるということの現実も再確認させて頂きました。
若すぎた母親の死も受け入れることが出来るようになりました。
生きるということをとても勉強させて頂きました。
ありがとうごさいました。合掌
五里霧中
今日の午後に撮ったいつも富士山を撮影している場所の写真です。
もっとひどい濃霧だったのですが、それでは何があるのか全く判りませんから少し見える写真にしました。
親の意見と茄子の花は千に一つの無駄が無い。
五里霧中の中を歩いていると、行く道も定かで無く、何かを道標としたいと思う。
土砂降りの雨が少し収まった時に、家の外に出て一番最初に目に飛び込んで来たのがこの雨にも負けない茄子の力強さ。
茄子は何の料理にも使える。
お味噌汁の具から、天ぷら、フライ、焼き茄子、和え物、炒め物。
中華に洋食。自分の味は余り強調しないで、味噌、醤油、ケチャップなどどんな調味料とも調和する。
きっと協調性の豊かな野菜なのだと思う。
咲いた花が無駄なく実になると言うのも心強い。
迷った時には、親の教えをもう一度しっかりと実行してみようと思う。