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◆◆自分で選んだ職場には◆◆
クリスマスシーズンに耳にすることの多い
クラシックの名曲がヘンデルの「メサイア」
キリスト教系の大学では学生参加の演奏会もあるよね。
そんな季節テーマでいきましょ。
作曲家ヘンデルの就職ストーリーから
「会社選びのヒント」をどうぞ
★★★定期更新は★★★
12月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
★★★☆☆☆☆★★★
◆転職先に、元の上司がやってきた偶然。
※※※
1710年(25歳)には、ハノーヴァーの宮廷楽長の地位を得ますが、ヘンデルは任地に落ち着くことなく、ロンドンへ外遊にでかけて、オペラ「リナルド」を成功させ、二度目のロンドン滞在中ハノーヴァーの
職を放棄して居ついてしまいました。
イギリスのアン王女が没すると、次の国王にはヘンデルのもと主君でハノーヴァーのゲオルグ・ルードヴィヒ公がジョージ1世として即位したので、しばらくヘンデルは気まずい思いをしたことでしょう。
※※※
三ヶ尻正「演奏者・鑑賞者のための「メサイア」ハンドブック」ショパン より
今で言えば
前の会社の上司が、次の転職先に社長としてやってきたというパターン。
しかも前の会社を円満退職すれば良かったのに
ヘンデルは「自己都合で職場放棄」してしまったわけだから確かに気まずい。
不思議なほどの、まさかの展開になったわけだね。
◆歴史を発展させる「外国育ち」
さてその「上司」ジョージ1世はどんな人物だったかといえば
※※※
ジョージは別にイギリス国王にどうしてもなりたかったわけではない。
自分の意のままに国政を運営するだけの気もなく、むしろ政務は腹心の部下にゆだね、自らはロンドンとハノーヴァーを行ったり来たりして、気楽に過ごしたのである。
けれどもこうした国王がいたために、イギリスの責任内閣制度が発展し、首相を中心にして国の運営がはかられていったのだから、皮肉といえば皮肉な話である。
※※※
小林章夫「イギリス王室物語」講談社現代新書 より
やる気がゼロで、お気楽に過ごす「上司」ジョージ1世が
イギリスの政治を発展させていき
やる気まんまんで外に飛び出した「部下」ヘンデルが
イギリスの音楽を発展させていく
不思議な二人の活躍の共通点は
「ドイツからイギリスにやってきた外国人」ということになります。
◆異質な存在こそ、大いに活躍することがある
「イギリス出身ではなかった」作曲家ヘンデルの立場を、企業の採用場面で考えてみよう。
似たような学歴で、似たような気質・個性の学生ばかり採用していたら
企業のめざましい成長・発展は難しいものだ。
異質な学歴、異質な個性の学生に注目し
そういった学生をあえて採用することも
会社を発展させていくためには大切なことなのだ。
そして、そういう存在こそが自分なのだというプライドと誇りを
どんどん企業にPRしていくのも大切な姿勢だと思うよ。
他人と違う部分がある自分を、誇りに思うほうがむしろ健全なのだぞ。
~・~・~
イギリスは大陸諸国からも「変り者の国」(ランド・オブ・エクセントリックス)というあだ名をつけられるほど変人が多かった。
ところが人間の自己実現という点から見ると、「変り者」といわれるような人が多くいる社会ほどいい社会なのだ。変り者を許容するのは、周囲の人も心の余裕があり、自己実現が進んでいる証拠だからである。
~・~・~
渡部昇一「生きがい」ワック文庫 より
それではよいクリスマスを☆
2012年12月
★★
12月も原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
☆アメブロユーザーは就活の息抜きとコミュニケーションにどうぞ☆
東京メトロ・リラックマ線が行く~tarebonkumaのブログ~
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職を放棄して居ついてしまいました。
イギリスのアン王女が没すると、次の国王にはヘンデルのもと主君でハノーヴァーのゲオルグ・ルードヴィヒ公がジョージ1世として即位したので、しばらくヘンデルは気まずい思いをしたことでしょう。
※※※
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今で言えば
前の会社の上司が、次の転職先に社長としてやってきたというパターン。
しかも前の会社を円満退職すれば良かったのに
ヘンデルは「自己都合で職場放棄」してしまったわけだから確かに気まずい。
不思議なほどの、まさかの展開になったわけだね。
◆歴史を発展させる「外国育ち」
さてその「上司」ジョージ1世はどんな人物だったかといえば
※※※
ジョージは別にイギリス国王にどうしてもなりたかったわけではない。
自分の意のままに国政を運営するだけの気もなく、むしろ政務は腹心の部下にゆだね、自らはロンドンとハノーヴァーを行ったり来たりして、気楽に過ごしたのである。
けれどもこうした国王がいたために、イギリスの責任内閣制度が発展し、首相を中心にして国の運営がはかられていったのだから、皮肉といえば皮肉な話である。
※※※
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イギリスの政治を発展させていき
やる気まんまんで外に飛び出した「部下」ヘンデルが
イギリスの音楽を発展させていく
不思議な二人の活躍の共通点は
「ドイツからイギリスにやってきた外国人」ということになります。
◆異質な存在こそ、大いに活躍することがある
「イギリス出身ではなかった」作曲家ヘンデルの立場を、企業の採用場面で考えてみよう。
似たような学歴で、似たような気質・個性の学生ばかり採用していたら
企業のめざましい成長・発展は難しいものだ。
異質な学歴、異質な個性の学生に注目し
そういった学生をあえて採用することも
会社を発展させていくためには大切なことなのだ。
そして、そういう存在こそが自分なのだというプライドと誇りを
どんどん企業にPRしていくのも大切な姿勢だと思うよ。
他人と違う部分がある自分を、誇りに思うほうがむしろ健全なのだぞ。
~・~・~
イギリスは大陸諸国からも「変り者の国」(ランド・オブ・エクセントリックス)というあだ名をつけられるほど変人が多かった。
ところが人間の自己実現という点から見ると、「変り者」といわれるような人が多くいる社会ほどいい社会なのだ。変り者を許容するのは、周囲の人も心の余裕があり、自己実現が進んでいる証拠だからである。
~・~・~
渡部昇一「生きがい」ワック文庫 より
それではよいクリスマスを☆
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