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就活レッスン~■戦後の経済成長を支えた昭和一桁世代に学ぼう■

2014-08-09 22:11:54 | 日記
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【ひさびさの増刊更新です】

~今月のテーマは「日本を意識する8月」~

終戦記念日が近づく8月。
自分につながる両親や祖父母の時代を学んでみよう。


自己分析の一環である自分史の射程距離を近代史にまで広げることで
立体的・俯瞰的な自己認識をしてみよう。


目先の就活に流されない「ぶれない自分軸」を見つけるヒントになれば幸いです。


・・・・

戦後の経済成長を支えた“昭和一桁の世代”から学ぼう。

・・・・





★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
8月にむけてファイト
★★★☆☆☆☆★★☆☆


■自分を形成する価値観の淵源をさぐろう。

まずは前回記事の要約とまとめです。


・昭和元年から9年生まれを総称した“昭和一桁世代”は教育勅語を学んだラストであり、この世代までが明治以降の日本人の価値観をスタンダードに受け継いできたとも言える。


・tarebonの両親もこの世代であり、その昭和一桁の両親から学んだtarebon世代(1990年までのバブル入社世代)の価値観も、意外に保守的な部分があります。


・このように自己分析で自分の価値観を確かめるとき、両親や祖父母の価値観からの影響と時代背景というものも考慮することで立体的・俯瞰的な自己認識が可能になります




★余談★

今回、昭和一桁世代を取り上げたのは戦後史を学ぶ1つの事例としての側面もありますが、ほかならぬtarebonの両親世代ということで、昭和一桁世代の価値観を息子の立場で紹介しやすいということがあるのデス。



■戦後の経済復興を支えた昭和一桁世代を理解する。



昭和5年生まれの佐々淳行(内閣安全保障室初代室長)の言葉からヒントをどうぞ。


※※※※

明治生まれを父母に生を享けた昭和一桁は、戦前の一等国の栄光の名残りの微かな残照と、壮絶な近代戦の実相、そして敗戦後の精神的荒廃と物質的窮乏の日々を、多感な少年期から青年期にかけて身を以って体験した世代である。


明治生まれの父母から受けた薫陶の言葉の端々には、たとえば大震災のときの心得など、明治・大正の日本の動乱期を行き抜いた人生の先輩として、私たちに伝えようとする危機管理の貴い経験則がにじんでおり、これらが苦しい青春時代の心の糧となっていた。



バラ色の高度経済成長の夢もさめて、日本は、これから未来予測のはなはだ難しい、不安の時代を迎えようとしている。


過去に危機体験をもち、かつ今日の日本を築きあげることに貢献した昭和一桁には明治生まれの親たち、大正生まれの兄姉たちが語り継いできた人生訓を、昭和二桁、三桁の世代に申し送る義務がある。

※※※※
(佐々淳行「危機管理のノウハウ」PHP研究所 1979年 まえがきから)



■会社に、仕事に全力を尽くした世代の価値観から学ぼう。



日下公人(昭和5年生まれ:評論家)の言葉から。

※※※※

会社に入れば働かなくてはいけないが、しかし、働けば仲間が喜んでくれる。
1つの営業所のノルマをみんなで達成するとか、グループで新商品を考案するとか、やればやっただけ、仲間がともに喜んでくれるし、手伝ってくれる。


それが(経済学で言う)“分業の利益”というもので、悪くすれば組織の歯車だが、その結果は想像以上に大きな成果が出る。



組織の一員として暮らすとはそういうことだが、こういう風に明るく考えて、全体の成果に貢献すればやがて自分も幸福になれると思うのがよい。



そうすれば必ず出世するとまではいえないが少なくともその反対に考えて、被害者意識や劣等感意識にこりかたまっている人が出世したという話は聞いたことがない。

※※※※
日下公人「組織に負けぬ人生」PHP文庫版1993年より



渡部昇一(昭和5年生まれ:上智大学名誉教授)の言葉から。


※※※※

自己実現が目的となった時、そこには「自分のため」という私心が必ず入る。私心が入ってしまえば、帰属意識は薄らいでしまう。命を賭してまで何かに打ち込もうという気もなくなってしまうだろう。

自己実現を目指したのに、ろくな自己実現もできないという不幸な結果となってしまうのだ。


だから、何かで成功しようと思うのなら、自分の所属する場所や国、あるいは自分の現在の仕事に徹底して帰属意識を持つことが大切になる。


逆説的(パラドックス)になるが、それが非常に重要な自己実現の要素の一つだと思う。

※※※※
渡部昇一『「勝ちぐせ」人生を生きろ!』三笠書房2001年より



最後に竹村健一(昭和5年生まれ:評論家)の言葉で締めくくります。

※※※※

日本では、学校に入るとき偏差値が幅をきかせているから、同じようにそうした仕組みが、就職のときもあると考える若者が増えてきているのだ。
(tarebon注:2000年当時の話です)

僕たちが大学を受験したころは、まだ偏差値が発明されていなかった。だから、生徒が「東大受けたい」と言ったら、「おまえだったら通らんと思うけど、まあ、受けたらええ」という程度の指導だった。


もちろん不合格の場合が多いだろうが、落ちてもいいのだ。そうすることで自分の力が足りなかったことに納得できる。別な道を探すのか、また頑張るのか、そのためにはどういうやり方がいいのか、自分で考えてみることができるからだ。

※※※※
竹村健一「好きなことだけやってみなはれ!」PHP研究所2000年より



・・・・・

昭和一桁世代の教訓を紹介しつつ、本日のブログは

今年3月に他界した昭和8年生まれの母の霊前にささげます。

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2014.8.9

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