フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ちひろ100年

2018-06-18 07:56:45 | Weblog

新聞に出てたから「いわさきちひろ」の絵を模写する。これが簡単そうに見えてなかなかむつかしい。ちひろの魂が入っている絵だからかな。少女の表情がちひろにならない。単にオレが下手なだけかもしれないけど。他の作家の絵はそこそこ模写できるんだけどなとブツブツ。単純な線に見えるちひろの絵は単純ではないのかもしれない。と思った。1ミリ狂うと違う絵になってしまう上にごまかしがききそうで効かない。モジリアーニに近いのかな。モジリアーニも模写できないからなとまたブツブツ。少女の憂いを含んだような独特の表情は置いといて画面の構成を学ぶ。何をどう考えて構図を作り上げていったんだろうとしばし考える。やっぱり見る人にどう見せるかだろうな。自分勝手な思いだけでは構成されてない計算というのがあるんだろうな。上手な線を壊して生きた線を描くというのか。その線を真似しろと言われても30分やそこらで出来るわけないか。先人が作り上げたものをなぞるのは申し訳ない気もするがあなたが亡くなった歳より6年もあとから絵を始めたもんでご容赦を。と今日も下手糞な模写を飽きずにやっている。ドイツが負けたって?ブラジルが引き分け?とワールドカップは気になるのですが。ちひろがワールドカップを描いたなら大きなボールと後ろ向きの男の子の絵でしょうね。そのジャージの色がサムライブルーでなければよいのだがと頭の中で後ろ姿の少年を想像する。

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