フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

パンプは夏に強い

2010-07-31 20:34:16 | Weblog
パンプは、絶好調。さすが、足は、歩かないから棒っきれのようになったが顔色はいい。パンプの新しい車椅子に乗ったらこれが快適。読書にはピッタリの作りだ。首押さえがあって坐る角度が自由に変えられてこれは便利と感じ入ったら「それは、リハビリ用の車椅子です」と教えてもらった。リハビリ用か、人に優しい作りとはデザインとはこういうものかとあらためて乗って動かしてみた。さすがメイドインジャパン。いい仕事いっぱいしてるじゃないか。そろそろ激安って基準や競争やめないかな。少量でいいからいいものに囲まれて暮らしたい。パンプもまじめにリハビリしてたらまだまだ歩けたのにな。でも今まで凄い時間歩いてきてる実績があるからいままで持ったのかもしれないけど。「ご飯もパクパクたべてますよ」と。いつも自転車であっちこっちしてた近所のおっさん。回覧板に最近死んだと町内会長のレポートが載っていた。92歳だったと。若くみえたけど92歳だったんだ。またひとり町内から消えていった。おっさんは、夏に弱かったのかな。
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Next You

2010-07-30 20:44:25 | Weblog
次は、おまえだ!という宣告を受けた。二人の姉、マーチンとケイタンが揃って心筋拡張というかサルコイ心臓に罹った。原因は不明だが遺伝の要素が強いと言う。二人ともいつ逝ってもおかしくない状態。マーチンは大学病院に入院中。ケイタンは、田舎の名医にかかってなんとかのほほんと生きている。ケイタンの方が重症ということらしいが根が暢気だから血圧60でシャカシャカと動き回っている。マーチンは今年教職を退職してさてセカンドライフというとこでfail.ケイタンも事業を息子に任せてと言う矢先。やっと自由になれたと思ったとたんに体が駄目。人生ってナンなのだろう。自分も仕事をやめたら40年ぶりに姉弟旅行でもやろうかと思っていたのに。友達のヒロッチがお金持ちでハワイにコンドミニアムを持ってるからそれを活用しないてはないぜなんて姉弟で計画を練ってたのに。まさか、こんなに健康を損なうとは思っても見なかった。二人とも70の坂は越えられないねと言うと「次は、お前だ!」と指差して言う。いい姉様達だね。心臓は、突然にくるから誰も予見できないのだ。あるがまま、無為自然に生きるしかないか。二人とも不思議なことに10万分の一の確立で死から甦ってきてるとのこと。しぶといのがウチのDNAか。

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ヒマラヤ食堂

2010-07-29 19:22:24 | Weblog
正確にはヒマラヤの下、インドの上辺りのイメージを持った食堂なんだろうか。そういう店が南国市のあれはどこといえばいいんだろう高知インターの近くの道を西に入ったところだから地名が分からないけどまぁその辺りにあります。


店の名前が「ビスタリ食堂」この頃よくあるアジアンテイストの店の一つなんだけどチベット、ネパールのイメージが新しいよね。料理はねエスニックなんだけど和風だしを使って和とアジアのコラボなんだ。


昔の散髪屋のような店に入るともう其処はネパールの店の中にいるような感じ。ランチは、カレーセットと日替わりとの2種類。今日はカレーセットを注文。


これが不思議な味で妙に美味しいんだ。最初甘くて後で辛くてそれでいてとにかく旨いんだ。サラダのドレッシングも独特でピーナッツがアクセント。その下に、コーンの煎餅がついている。ちょっとのマカロニもついてた。それに飲み物とデザートがついている。今日のデザートは豆乳のプリンかお芋のケーキにいずれか一品。これがまた美味しいんだ。お芋のケーキは、赤い塩でいただく。豆乳のプリンは、生姜入りの黒蜜でいただく。そして最後に飲み物、「ネパール茶」がおすすめ。chaiなんだけどインドのものとちがってトロトロ。シナモンの香りが心地よい。いやぁ今日は、満足でした。めったにないことだけど久しぶりに満足のひとときでした。
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三猿

2010-07-28 19:52:28 | Weblog
子供時代に親からひどい虐待を受けた子供ほど大人になってから凶悪な犯罪を犯すというか殺人を犯す率が高いと聞いた。親は、自分のものだくらいの認識で子供に虐待を繰り返し覚えてないないだろうとか忘れるだろうとか人格もないくらいに軽い考えで何をしても平気と思っているだろうけど虐待を受けた子供はその仕打ちを忘れていない。そして、大人になった時にフラッシュバックしてマグマとなって社会に対し恨みとして噴きあがる。その、犯した犯罪に対し親は、責任はないと言い切れるのか。実行犯だけが裁かれて原因となった親の虐待は見逃されるのか。子供の躾けや教育がこれほどできていない時代はないのではないか。「偉くなくとも正しく生きる」エンペラーエンドウの叫びがむなしく響く。俺たちの子供の頃は、社会全体が貧しかったけど子供は地域ぐるみで育ったから怒られることはあっても虐待なんて見た事も聞いたこともなかったよ。ひどいことになったら止めに入るおっさんや、おばちゃんがいたりして社会のルールなんか知らないうちに学んだりして。社会がもっと開放的だったのか、教育はなかったけど道徳と教養にあふれていたのかともかくいまのようなイジメや虐待はなかった。まぁ、そんな暇はなかったといったほうかいいのかな。それでも、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が子供の躾けのものだったということは今まで知らなかった。大人の処世術なんだよと思っていたら、日光の禰宜の人が語ってくれたことによると子供にひどいことを体験させないという育て方の方針を教えているとのこと。なるほど、納得。甘やかすでなく子供に夢を与えて育てると言う基本がとても重みをかんじさせる。大事なのは、慈しみなんだとあらためて感じた今日この頃です。
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シベールの丑の日

2010-07-27 01:24:11 | Weblog
昨日は、土用の丑の日ということで、今年は、近所にできた障害者の店で四万十のうなぎを売るという。ポスティングされたチラシ持参で100円引きのサービスとかで早速買ってきました。夏だからシンプルに鰻丼を作りました。


高知県産の鰻は小ぶりだが仁淀川も四万十も他の川のものでも味が濃くて美味しいんだ。障害者の店だから捌いて焼いて売ってるわけではないから鰻肝は手に入らなかった。それで仕方ないからお吸い物なしでセットしたけどカバーしてあまるほど美味しかった。ご飯を少なめにするのが自分流。美味しくいただいて一息ついて新聞を広げると普段は絶対読まないところに何気なく目をやると今月の随想というコラムに「まつだまさたか」という劇作家が書いてることに引き込まれてしまった。;波紋を見つめながら少女が「これは私達の家ね」と言う。1962年に製作された「シベールの日曜日」と言うフランス映画のせりふだ。・・・とあった。冬の公園の湖、水面が二人の顔を映し波紋がゆれてとても美しいシーンを思い出していた。何で、シベールなの?とうれしくなってしまった。こんなに多くの人に影響を与えているんだこの映画はと勝手に決め込んでひとり感慨に浸った。cybeleいいなこの響き。この映画を見たのは中学3年の時だったと思う。勿論、何のことか分からなかったけど不思議と覚えている。ピエールとシベール。大人の社会の了見の狭さ。二人の純粋さ。美しいシーン。公園の場面は中でも一番美しい。その中であの湖面に映るシーンは特別さ。もうこの日はすっかりシベールの日曜日に戻っていた。今でも、胸がジュンとなる。甘い思い出と哀しい結末にふと遠くを見つめるようなまなざしをむける。シベールの途方にくれたラストのまなざし。冬の映画なのに夏でもすっかりまたその世界に入っていった。無償の愛という自分の愛の基本がこの映画で刷り込まれたようなきがしてるんだけどな。松田さんは、劇作家だからこの映画の本質を良く見ているな。ちょうど1962に生まれた人なのに。
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蝉の移ろい

2010-07-26 02:58:38 | Weblog
クマゼミの中にアブラ蝉がいるのを見つけた。季節が動いている、あと10年したら温度が何度か上がって分布が違ってくると言う。熱帯の動植物が占拠したらいやだな。たちうちできないよ。でもこのままいけば、確実にくるらしい。分布が違うと言うことは、根底からこの生活がかわらざるをえない。いやだな、四季がない日本なんか。移ろっていかなきゃ日本じゃないよ。
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2010-07-25 01:14:17 | Weblog
犬の散歩から帰ってくると犬小屋の近くに蛇が居た。昔ならギャンつくのだけど最近は平気。ネズミをとってくれるし役に立つと思ってるから可愛いもんさ。本当にいつからへいきになったんだろうとんと記憶がない。庭で蛇が見つかるなんて街中ではあるけれどここいらは、まだまだ自然が豊かなんだと思えて蛇も大事に思う。どうぞウルーとフィガロに出会わないでねと祈るばかり。特にフィガロは蛇狩りの名人だからフィガロがお供えに持ってこないことを祈るよ本当に。毎年、この庭には、青大将が代々住み着いていて我が家の守り神みたいになってるんだけど去年子蛇がフィガロにとられたから今年からはいないんだとも思っていた。そしたら兄弟がいたんだね。しかし、何食べているんだろう。確かにネズミはいるけど。そうそうは、捕れないだろうに。それにこのあたりもアスファルトが多くなって、蛇にとったら暑いだろうな。蛇の体は冷たくて気持ちいいけどあの生臭さがいやだね。まぁ、マムシとかヤマカガシとか毒蛇でないからうちの住人として市民権を与えよう。不法占拠しているネズミとゴキブリを駆逐してくれたまえ。ゴキブリは無理か・・・・。
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大暑だったのか

2010-07-24 01:54:49 | Weblog
昨日は、暑いと思ったら大暑だったのか。もうクラクラしてた。夜ラジオで「伊勢物語」を聞いていたら夏には、古文がよく似合うのかもしれないと思えてきた。何というか、まろやかな表現が夏の夜空に広がって心を伸びやかにする。おとこのつれなさを恨みに思っておんなが返歌を書く。あなたがいなくなればここは野原と荒れ果ててその荒れ果てた草の下で私は、鶉となって鳴いていましょう。あなたが、またここへ鶉を狩にくるでしょうからと言うような話だったっけ。それをきいたおとこは、どこへもいかないという決心をするんだ。なんという言葉の強さというかイメージの強さなんだね。何にももたないものは強いか。古典は心の通い合い。言葉とは、元来そうしたものだったのだ。
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自転

2010-07-23 01:02:03 | Weblog
今日は月がきれい。


夜風は生温かいけど。最初おむすびみたいな月だったけどだんだんときれいな形になって夏の夜なのに月がきれい。オレンジ色で燃えているようだ。月の形が少しづつ変わって見えるのは地球の自転のせいなんだけど自覚できないね。暑さでまいってる体を引き摺っての帰り道、月でもきれいじゃなきゃやってられないと思っていたらつきがきれいだったから笑ってしまった。ふと自分の頭の真後ろを見上げるとうつろいながらも星が見えた。「お前もがんばれよ」とわけもわからないことを言ってまた月を見上げた。月って不思議な魅力があるよね。地球は自転している。自分は、自覚なしか。何かの答えの入り口に立っているような錯覚が気持ちいい。
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土佐地鶏はちきん弁当

2010-07-22 08:00:32 | Weblog
地元の新聞で紹介されていたオリジナル駅弁。弁当屋の姉妹が考案した地鶏を使った土佐オリジナルの駅弁が評判と言うのを聞いて炎天下のお昼時に駅までジジチャリを飛ばして買いに行きました。このジジチャリ本当に優れものよく走る。駅まで一直線。15分位かな。自転車置き場に自転車置いてkioskへありました、こことどこかの道の駅でしか販売していない土佐オリジナル駅弁「土佐地鶏はちきん弁当」2種類あってそぼろ弁当と懐石風弁当。今回は、お試しということで「そぼろ弁当」を買ってみました。「あたためますか」と店のおばさんがコンビニふうにいうのでそれだけで付加価値がなくなるなと思ったので突っ込み取材を開始。「レンジであたためるの?何秒?それって書いてる?」「・・・書いてはいません。うちのは業務用だからはやいけど・・・。」「冷たいのはまずいの?」「いや・・・・」「試食してないの?売る前に自分で食べなきゃ」「はい・・・・。今着たばかりですから温めなくても・・・。」そうじゃなくて、冷たい時、温めた時の味の違いが説明できるようにしとかなきゃ観光客に不親切だよ。マニュアルどおり温めますかは癖になってるとは思うけどモウ一歩突っ込んで販売しなけりゃおもてなしと言う観光標語が泣くよとブツブツ思いながらまた自転車とばして帰ってきて早速試食。出来立てと言うからそのままいただくことに。あけてビックリ玉手箱。


何ときれいな色取りだこと。茄子の油揚げ野菜ゼリーが副菜に地鶏のそぼろと卵のそぼろの境をピーマンの炒め物で仕切っている。まずは、色のきれいさに合格点。食べてびっくり、なんと高級料亭の味。薄味で素材の旨さを巧みにだしてだしはしっかりととってそれでいてさっぱりとして美味。弁当って言うと濃い目の味付けが相場なんだけどこれは、そこいらの弁当とは格が違う。旨い素材が多いという土佐の駅弁にぴったりの味だ。よく考えられている。野菜ゼリーのあの人参の甘さ。これぞ本物とおもった。そぼろ弁当は850円、懐石風なのは、1260円。これなら、どこへだしても恥かしくないね。土佐オリジナルってむねはっていいんじゃないかな。ぜひ、お召し上がりください。お奨めです。
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