田山花袋って面白いんだね。「蒲団」を読んでそう思った。というより明治の男たちが滑稽で頑固で洒落者で面白いのかもしれない。純粋さに陶酔しているオヤジが自分のちょっと素直じゃない恋心をもてあましながらもただただカッコつけてるさまなんて違った意味で笑ってしまう、特に、あの時代はロシア文学だったんだね。
それに旅に恐ろしく時間がかかるからそれはそれでまた一つの物語をかもしだすのだろうう。この時代の雰囲気に包まれていたら旅に出たくなった。それも鄙びた城下町。文庫を片手に汽車の旅。思いっきり古臭いのがいいな。皮で出来たトランクでも持ってさ。これとは別に旅の達人にはなりたいと思っている。つまり、いきたいと思ったときにふらりと行ける様な。そんな人に私はなりたい。・・・・か。
それに旅に恐ろしく時間がかかるからそれはそれでまた一つの物語をかもしだすのだろうう。この時代の雰囲気に包まれていたら旅に出たくなった。それも鄙びた城下町。文庫を片手に汽車の旅。思いっきり古臭いのがいいな。皮で出来たトランクでも持ってさ。これとは別に旅の達人にはなりたいと思っている。つまり、いきたいと思ったときにふらりと行ける様な。そんな人に私はなりたい。・・・・か。