墨によるグリザイユに取り組んでおります。これが失敗だらけでなかなかむつかしい。この夏休みにモノにしなければ。夏休みといっても絵画教室の夏休みですけどね。教室は線画淡彩ですからこの方法をマスターすればみんな簡単に描けるのではないかとちょっとボランティア気分で試行錯誤を重ねてます。ちなみに私は線画淡彩ではなく色彩水彩なんですがまぁいろいろな描き方があってもいいというのが教室の方針ですから墨を使った淡彩も有りかなとやってはいるんですが線で始まってない描き方ですからどうしても墨を塗ってしまってこのあと色をどうやって乗せるんだと悶々。油絵ならわかるんですけどね。透明水彩でやるのは難しい。ガッシュならせっかくの陰が表現できないしね。と本をよく読んでみると「いっぺんに塗らないこと」とあった。これを見逃していた。薄く塗り重ねて仕上げるとも。「そうなんや」と手を墨だらけにしながら今日も練習の日々です。なかなか「スミに置けないね」。
やっと通り過ぎたと思ったら九州で停滞。何この異常進路台風。最後の最後まで面倒かけるな。おかげで今日は雨。大雨にならなきゃいいが。この台風の影響で北陸や北海道では35℃の猛暑日。今朝のラジオで網走が35℃って言ってたからな。何なんだこの台風。今年になってからかな、今日は30度って聞いたら「涼しいかな」なんて言うようになったのは。みんな気象が狂うとトチ狂う。高知の大豊町の町議が岡山の被災地にボランチアに行って被災者の避難場所に宿泊させろとトチ狂う。町議なんぞやる奴は最初からバカだから言ってもしょうがないのだけど「町議様がボランチアに来てやったんだぞ」の態度。まったく高知県民として恥ずかしい限り。高知では「あのバカが、またかよ」で済むレベルだけどよそ様にご迷惑をかけたとなると県民性として許しません。岡山の皆さんごめんなさい。これだから田舎モンは県外に出したらいかんのです。自分とこの町内だけはいまわってたらいいものをノコノコでかけてちょっと優しくされたら偉くなった気分で舞い上がったのかな。キツイお仕置きが待っているからね。と県民は大豊町議会のお仕置きに期待。やはりカミユが言うように太陽の暑さが狂わせるのでしょうかね。まさに「異邦人」だね。
「水彩画革命」という森田健二郎さんの本を図書館で借りてきた。誰でも簡単に水彩画が描ける方法を森田さんが発見したという「トレース水彩画」のハウツー本だがまぁマーケッチングのうまいやり方だなぁという印象。でも「大人のぬり絵」でベストセラーをとった人だから一読の価値はあるかと読んでみると簡単に絵を仕上げる趣旨の本だからか目からウロコのやり方が多かった。やっぱり売れる人は目の付け所が違う。真似しても森田さんのように上手く描けないことを承知しなければこの本は前に行けない。オリジナルはやはり要所要所を決めているからね。トレースには興味がないけど、その中で簡単コントラストというので漫画を描くときの墨汁を使ってグリザイユとあった。乾くと耐水性で滲まないんだって。それにマットだから画面が締まるって。グラデーションもできるからとても便利だって。「これ年寄りにはいいかも」とさっそく試してみる。本と同じ墨汁を買ってきて描く。ベタはなじみがないから違和感があったけど薄めて使えばいけるね。「これいただき」と早速1枚描いてみる。普段の絵よりメリハリが効いて見場がいい。うん、これ今後使わしてもらおう。ちょっと墨でも入れてみるかって感じで。タイトルにひかれて借りた本だったけど良かったこの本借りて。なんだか得した気分。
明日の夕方に台風12号が来る。小笠原諸島から伊豆沖を通ってくっと曲がって中部に上陸したあとご丁寧に方向を変えて高知に来るかもしれない。なんでも気象もグローバルと言うことで世界的に異常気象なんだとか。だから台風も前から後ろからと変幻自在なんだって。高知はかつて台風銀座と言われてたから前からの台風には強いのだけど後ろからの「オカマ台風」には防備が出来てない。家の後ろから強風に吹かれたら何もかも飛んでしまうよ。去年1度経験はしてるけどまだ対策が打ててない。これも経済優先のグローバル化の仕打ちなんだろう。英語が世界の言葉を殺してるってこともグローバル化の仕打ちなんだって。バベルの塔が壊れた時から人々が互いの言葉が分からなくなったのは神のプレゼントなんだから自分の言語を大事に守らなければならないとイギリス人が書いてるのが妙に面白かった。言葉は思考だからね。と頭の中に吹き荒れる言語と言う台風に「お前は何語で考えるのか」と言う命題を突き付けられているようだ。
何度聞いても心地の良いものじゃなかった。昨日、オームの残りの死刑囚6人の死刑が実行されたと言うニュース。そして今朝の被害者偏重の記事特集。「彼らはこんなことを仕出かしたから死刑が当たり前なんだ」と強制的に政府の考えを押し付けられてるみたいで気持ち悪い。何度も言うけど国家権力というのはスゴイね。「天皇が退位する前、平成で終わらそうぜ」という忖度が見え見え。結局天皇はこの国の象徴ではなかったのか。と思ってしまう。こんだけ死刑に決まったものをロクに取り調べも背後関係も洗いもせずに長々と生かしとくからおかしいんで、いざとなったら13人も一遍に殺してしまう権力があるって見せつけるならもっと早くみんなが怒ってるうちに実行してもらいたかったね。「罪を憎んで人を憎まず」という日本の精神はどこにいったんでしょうね。あの女法務大臣も自分のこうした決断に「正当性」をやたらと強調。可笑しいよね。法的なことだから粛々とやればいいのに上からの命令のごとく「私は、私は」と言ってるみたい。あの煽り運転のヤツとか追いかけていってバイクに追突して殺したやつとか、子供虐待して殺した夫婦とか今死刑にしてくれたら別に「よくやった」としか思わないんだけどやっぱり死刑は「あついうちに実行」してくれないといろいろと勘ぐってしまうね。彼等は反省の弁を述べ捲っていたと言うけど「今更あやまられてもねぇ」。それはいつ何時、自分も彼らになる可能性があると言われてるみたいで「嫌な気分」にさせられるだけ。ハラきりが責任の取り方の至上の国だけど表面的な「死刑廃止論」ではなく「死刑実行論」がもっと協議されてもいいんじゃないかな。ヨーロッパがどうのとか黒船論争はいいからさ、日本はどうなのって話を聞きたいね。
オープンしたばかりの図書館に行ってきました。「オーテピア」と言う名前です。入り口の横に駐車場と自転車置き場があって1階は点字図書館で2階が一般図書館。夜の8時までというから夏場はありがたい。最初は広くて分からないのではと思っていたが嗅覚と言うか目ざといと言うか思いの外スムーズに目的の分野まで進めた。本をクリーニングしたんだろうかほとんどの本が真新しい。勉強室ははやくも高校生で埋まっている。ただオープンしたばかりだから何かと喧しい。誰だ?と思って見まわしたら係りの人が説明をしてるのがやかましい。ここは、図書館なんだから、パソコン教室じゃないんだからと思うのだけど一生懸命なんだろう我を忘れたかのように説明している。まぁ、こんな光景も1週間もすればなくなるだろうがと窓際の椅子に腰かける。これが具合がいいどこの椅子かな?カリモクかな?地元を使ってれば言うことないんだけど、意外と公務員は全国ブランドが好きだからな。だからヤマト運輸なんかの水増し請求にやられるんだ。大きな会社は安心だなんて昔の話さ。職人の良心のほうがよっぽど信頼できると思うよ。だから今までの考えは見直さないとね。と本を選んで借りて帰る。この広さだと一日中いてもいいかなと思いながら。
もう自分が「メルトダウン」やな。とまだ一息つける早朝にそうつぶやく。アスファルトの上で溶けていく自分を想像する。やっぱり足元から溶けていくんだろうな。そしたら最後まで意識が残るから「水、水をくれ」と言うのだろうか。それとも溶けるスピードが早くて何にも考えられないんだろうかね。それなら今まで生きてきた思い出というものに価値があるのだろうか。何も振り返ることができないうちに終わるなんて。「人生って何だろう」。ボケ老人を見て「人生って何だろう」と呟く自分の人生も変わらないなんて笑っちまうね。ボケるってことは人生のメルトダウンだからね。本人の本質が出て危険区域から家族が脱出するか本人が隔離されるか。ウ~ン変わらない。暑さでメルトダウンするもしないも。つまらないな人生なんて。せめてあなたと出会ったことが光であったか。と密かに思うことの愉しみ。これだけは溶かせやしない。と錯覚の中に人生があるのかな。心はとっくにメルトダウンしてるから大勢に影響なしかと苦笑。
さすがに昨夜の暑さは身の危険を感じた。「このまま寝たらヤバイと」危険センサーが囁いた。対策を講じて寝て起きて見ると朝刊に熱中症で13人死亡2377人搬送、熊谷、国内最高41.1度と出ていた。その横に東京オリンピック金メダル目標35個と出てた。「バカじゃないの」こんな暑さで競技なんかできるわけないだろう。今からでもいいから断れと思った。この時期にやるんだったら南半球だよな。IOCってそんなことも考えられないんだろうか。利権のみに走って夏季限定だなんて「世界的に猛暑」なんだから運動ができるかどうかわかりそうなものなのに。「世界はバカでできてる」か。多分あと2年後のこの時期の気温は40度超えが当たり前になってるよ。「外に出たら死ぬよ」ってことが常識になって競技なんか見に行けないと思うけどな。アスリートは超人だから命かけてやると思うけど気の毒としかいいようがない。何が35個だ、その前に競技中止の対策を練らなきゃ。いっそのこと違約金を払ってでも「中止」の選択がいいかも。「命あってのモノだね」だよ。
昨日は暑い最中の山会。みんな「青菜に塩」だった。そんな中アンティークのカフェはいっぱいの人。ランチ人気だって。日曜の昼飯くらい自分で作れと言いたいけど他人が作った飯が好きなんだね。オレにはそんな感覚はないな。自分が作ったものが一番旨いから。このレベルなかなか超える店はみつかってない。スマンね。味覚がいいのはうちのDNAだから。この暑いのにシェルパ君はシルバーの仕事で庭の草取りをしてたってマジメ君は祭りで近所の神社の清掃に駆り出されて汗だくで帰ってきてシャワーを浴びたところだと言ってた。みんな暑いのに動くんだね。そう言えば、帰りにモンベルに寄ったら今までにないくらいの人出だった。みんな暑いと外に出るのかな高知は。レジも長蛇の列。キャンプにでも行くんだろうか。夜になってもこの気温下がりそうもないから猫も夕飯に帰ってこない。どこか涼しいところで過ごしているんだろう。朝になって帰って来て餌を食ってまた出て行ってまた帰って来た。寝ボケてんじゃないぞといったらこのくそ暑いのに膝の上に乗って居眠り。一日一回のスキンシップは猫にとっても大事なことなんだねとお互い暑い中でくっついている。猫っておかしいね。
7月24日に高知県立と市立図書館が合体した図書館がオープンします。「オーテピア」と言うんです。何と知性の欠片もないネーミングだと思ってますけど外観もペラいからこれでいいのかな。もう本は買わない老人にとって図書館はありがたいものでオープンを楽しみにはしてますが我が家から少し500mほど遠くへ行ったわけでその伸びた500mと言う距離が歩いて行くにはしんどいんです。雨の日なんか特にそうだろうな。なんでも複合型の図書館と言うことでプラネタリウムも併設だとか。なんか箱物行政のような気もするけどいずれ馴染んでいくんでしょうね。僕の場合は読みたい本が揃っていればいいわけでそれ以上でも以下でもありませんから便利に機能してくれたらそれだけで満足。まぁ年寄にゴチャゴチャ言っても始まらないから若い人に多く利用されたらいいね。オープン初日は多分行かない。ニュースのネタ取りにキャスター気取りのローカルマスコミが来てるから。うるさくて本も読めないから。それでもそれなりには期待してますがね。ここが老人の複雑な心境なんです。