鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第888回】 将来の収益性を考えて、考えて、考え抜くことが経営者の役割

2013年06月06日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社、建築資材販売会社などの住宅業界の経営者の中で、
ちゃんとした経営が出来ている会社は一体、どれくらいあるのかと考えてしまうことがあります。
(実際には、日本のさまざまな業種にも言えることかもしれませんが・・・)

経営者がやらなくてはならないことについて、
最近は機会があれば、いろんなところでお話をさせていただいているのですが、
私がまだまだ未熟なのか、ピンと来ていただけない方が多かったりします。

「やり方論」には興味があるが、「あり方論」にはあまり興味・関心が無いのかもしれません。

「こうやれば、お客様をたくさん集客出来る!」
「こうすれば、素人営業マンでも簡単に売れるようになる!」
「こういうショールームをつくれば、成約確率が格段に上がる!」

というような、やり方論には興味がある。

もしくは、営業手法や設計、現場管理手法についてなどの実務に関することに非常に興味がある。

やり方論も実務能力向上について学ぶことも確かに大切なことなのですが、
経営者は、本当は経営についてしっかりと学ばなくてはならないと思っています。

経営者の仕事とは、まさしく経営することです。

一倉定先生のお言葉を借りると、経営とは

「変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社をつくりかえることである」

ということです。

そして更に付け加えるのであれば、将来の収益性について考えて考えて考え抜き、
将来の収益性確保のために今から行動することなのです。

どの事業にも、どんな商品・サービスにも栄枯盛衰が必ずあるのです。
今、やっていることをただただやっているだけでは、成り立たなくなることがあるかもしれません。

新しい事業にチャレンジする。
新しい商圏に進出する。
新しい商品やサービスを取り扱う。
新しい手法を開発する。

将来の収益性を高めるために、やらなくてはならないことが多々あると思います。
皆さん自身、将来のことをどれだけイメージ出来ていますか?
コメント
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