鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第885回】 お客様の本音を知るために・・・

2013年06月03日 | 住宅コンサルタントとして
最近、自分なりに気付いていたことがあります。

それは、「いつの間にか、考え方やモノの見方が売り手目線になってきているのでは?」ということです。

いや、正確に言うと、「お客様の気持ちを理解出来なくなっているのでは?」ということかもしれません。

いすれにしても、自分の中で危機感を感じていたのです。

今から7年前~4年前は、まだ我が家の子どもは幼稚園、小学校低学年で、
家を建てようとするお客様と同じような悩みを抱えていました。

おもちゃを次々に引っ張り出して遊ぶから、ちょっと目を離すと部屋がちらかる。
家に居ると「遊んで!」とせがまれる。
外で遊ぶ時も、目を離せない。
食事をしたり遊んだりすると、すぐに服を汚すから、洗濯物の量が莫大。

当然ながら、子ども中心の生活でした。
今となっては、とても懐かしく思いますし、それはそれでとても楽しかったです。

しかしながら、今では我が家の子ども2人とも中学生。
家内はお弁当をつくったり、部活用のスポーツ用品を買いに行ったりと大変みたいですが、
まあ父親としては、家族が生活していく分を稼ぐことと、
仕事や人生の楽しさを背中で伝えていれば、別段なにも問題なく毎日が過ぎていくような気がするのです。

そしていつの間にか、家を建てようとされる20代後半から30代半ばまでの方が
日々、どんなことに困っているのかを感覚的に理解する能力が衰えている感があったのです。

もちろん、幼少期の子育てを経験して、子どもにどう接していけばいいのかということについては、
自分の経験を通じてお伝えすることは得意なのですが、
家を建てるお客様が、まさに今ピンポイントで困っていることについて、
ちょっと自分の認識がズレているのではないか、とも思っていたのです。

そこで、新しい取り組みにチャレンジすることにしました。

昨日はその第1回目だったのですが、私自身にとって、メチャメチャ勉強になりました。

子育て世代の方々がまさに今、困っていることを思い出させていただけましたし、
子育てママさんの気持ちや感覚を知ることが出来て、本当に有意義でした。

この企画を少しずつ広げていきつつ、ちょっと面白い展開が可能かも・・・。

いずれにしても、いろんな企画を提案させていただく上で、
お客様の本音を感覚的に分かっていないと、良い結果につながらないですものね・・・。

新しいプロジェクト。
広告制作のポイント。
写真の撮り方。
子育てママの家の見方。

かなり感覚を思い出すことが出来ました。
そして今日から試したいことが山のようにあります。

ご協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。
コメント
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