鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第890回】 家づくりという仕事の責任の重さを痛感する

2013年06月08日 | 住宅コンサルタントとして
この世の中で、責任を伴わない仕事なんて無いと思いますが、
非常に責任が重く、特にミスが許されない仕事っていくつかあると思っています。

例えば冠婚葬祭。
結婚式で、両家の名前や新郎新婦の名前が間違っていたとしたら、
せっかくのおめでたい席が非常に空気が悪くなってしまいます。

お葬式で故人の方や喪主さんのお名前を間違ったら、
これはやはり雰囲気として許されないでしょう。

家とはこの世で最も高額な商品ですし、家づくりと言えば人生の一大イベントですから、
冠婚葬祭と同じように、ミスがあっては許されないと思うのです。

しかしながら、業界の中には「クレーム産業だから・・・」という、変な思い込みが合ったり、
「人間誰しもミスがあるから・・・」的な、自分達に甘い考えがはびこっているような気がするのです。

住宅会社の営業マンや監督の中にももちろん、そういう甘い考えの方いますし、
レベルの低い職人さんの中にも多々おられるような気がします。

でも、営業マンとしては、人為的クレームを「よくあることだから・・・」とは、
絶対に認めてはいけないと思います。

職人さんや監督さんがミスをしたり、お客様に対し気配りが足りないことをしてクレームになった場合も、
自分ごととして心からお客様にお詫びし、二度とそうしたことが起こらないように改善すべきなのです。

だからこそ、営業マンは報酬をいただけるのです。

家づくりに携わる責任の重さを痛感し、
お客様のために汗を流して働きたいものです。
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