鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第905回】 商圏の特長を知ることが、商売繁盛のコツ

2013年06月23日 | 住宅コンサルタントとして
同じ業態で、全く同じお店で全く同じ品揃え、更に全く同じ販促をやっても、
繁盛するお店となかなか結果が出ないお店に分かれます。

地域性ということもあるのでしょうが、個人的には競合他社の数、それからレベルが、
商売のやり易さ(=即結果が出るか?)に大きな影響を与えると思っています。
(誤解しないでいただきたいのですが、もちろん商売で最も大切な部分を押さえた上での話です)

住宅業界のコンサルティングをしていてつくづく感じますが、
エリアによって最も収益が上がる業態が全く異なります。
また、どのエリアではどんなコンセプトで展開すればいいのかも異なります。

昨日、お伺いしていたクライアント様のエリアでは、
リフォームの需要が非常に多いのです。

というのは、そのエリアに過去からリフォーム事業を展開されていて、
業界内でそれなりに有名な会社が2社、ちょっとエリアを外せばもう1社あるのですが、
正直、今のお客様が求めておられることとちょっとズレた展開をされていますので、
クライアント様が市場の求める展開をすると、お客様からの問合せがすごいのですね。

しかも、単価が非常に高いのです。

リフォームを本格展開していただいてまだ1年未満ですが、理想的な結果が出ています。

その最大の要因は、確かにクライアント様が市場で築いてこられた伝統・信用なのですが、
次のポイントを挙げるとすれば、その商圏に合ったマーケティングを展開していることです。

市場をしっかりと分析し、
(といっても、商圏人口や将来人口、所得水準などのデータを揃えるだけでは不十分です)
市場に合った事業、市場に合ったマーケティングを展開することの重要性を感じた1日でした。

皆さんの会社では、市場の特性に合った事業展開が出来ていますか?
コメント
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