鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2945回】 集客が順調で無い会社に共通すること

2019年01月22日 | 住宅コンサルタントとして

大半の住宅会社に共通するのは、

とにかくお客様の来場が少なく、

常に商談客に困っているということ。

 

対応しきれないくらい、お客様が来場している会社は、

おそらく業界全体の3%も無いと思います。

 

なぜ集客できていないかと言うと、

小さな工務店の場合、

モデルハウスもなければ、見学会を開催できる現場もないからです。

 

何もしないで、お客様が来場して、いろんな相談をしてくれる訳がありません。

 

そういう会社は自業自得なのでよいのですが、

問題は、モデルハウスもつくって、

いつでも来場してもらえる環境をつくっているのに

来場が全く無い会社。

 

今、こういう会社が本当に増えていて、

経営陣も営業マンも困っているのです。

 

そして皆さん、それなりに努力しているのですが、

努力と結果が全く比例せず、業績は一気に下がっている。

 

遅ればせながらSNS等で一所懸命発信してはいるものの、

それがお客様の来場につながっていない。

 

 

この理由、皆さんは分かりますか?

 

 

結論は、ブランドイメージが商圏内で確立されていない。

 

ブランドイメージを高めたいという意識が経営陣に欠けていたり、

ブランドイメージを高める必要性を経営陣が感じていない。

 

だからモデルハウスはあるものの、

モデルハウスの見た目が建売に毛が生えた程度になっていたり、

看板やのぼり、敷地内のキレイさがなっていなかったりするのです。

 

分かりやすく言うと、それなりの高級ホテルなのに、

駐車スペースの路面が傷んでいたり、白線がきれいに引かれていなかったり、

ホテルの部屋のベッドに髪の毛が落ちていたりすれば、

そのホテルに行こうと思いますか?ってことと同じなのです。

 

家は一般の方からすれば、高いお買い物なので、

モデルハウスも敷地内も打合せスペースも、

外から見える全ての部分が洗練されていることが重要なのです。

 

そして今、お客様が殺到している住宅会社のモデルハウスのクオリティーを

集客に困っている住宅会社の経営陣は見てみると良いと思います。

(まあ、センスや感性が無いと、その良さに気づけなかったりするのですが・・・)

 

集客に困っている会社は、成功している他社の良さに気づけず、

お客様の変化も理解できず、

自分たちの物差しで、自分たちなりに頑張っている、というだけのこと。

 

商売がうまくいくもいかないも、最終ジャッジは全てお客様。

 

お客様の目に自社が、ピカピカに見えていなければ、

お客様は来て下さらないのです。

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