鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2952回】 価格を即答できるようにする

2019年01月29日 | 住宅コンサルタントとして

何でもスマホですぐに調べられる時代で育った若い世代は、

自分が知りたいと思ったことをすぐに知れないと、ストレスを感じます。

 

今、家を建てようとしている、20代30代のお客様ですね。

 

例えば、小売業の売り場で、価格が分からない状況をつくると、

お客様からすれば、ストレスでしかない訳です。

 

「この商品の価格っていくらですか?」

 

なんてことをお客様は訊いて下さらない訳です。

 

そんなことを訊くくらいなら、他のお店に行ってしまうのです。

 

住宅会社、特に注文住宅をやっている会社の場合、

価格の提示に関して、確かに難しいところがあります。

 

土地が確定しないと、付帯工事の価格は決まりませんし、

付帯工事をしなければ、厳密に言えばその家で暮らせませんので、

お客様に、「この家ってどれくらいですか?」と質問された際に

どこまでの価格を含めて言うのかは、

その会社、その担当者の判断に委ねられる訳です。

 

それでも、お客様は素敵だな、と思った家に関しては、

どれくらいの価格で建てられるのかをまずは知りたいのです。

 

提供側の「価格提示は難しい」という事情なんて、

お客様からすれば関係ありません。

 

だから、

 

「このモデルハウスのような感じで家を建てた場合、

大体いくらくらいですか?」

 

とお客様に質問された場合、

即答できるようなしくみをつくっておくべきなのです。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様でも

新しくオープンしたモデルハウスで

この部分を確定させました。

 

初回接客の際、お客様が知りたいことを即答する。

 

そういう環境をつくっておかなければなりませんね。

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