何でもスマホですぐに調べられる時代で育った若い世代は、
自分が知りたいと思ったことをすぐに知れないと、ストレスを感じます。
今、家を建てようとしている、20代30代のお客様ですね。
例えば、小売業の売り場で、価格が分からない状況をつくると、
お客様からすれば、ストレスでしかない訳です。
「この商品の価格っていくらですか?」
なんてことをお客様は訊いて下さらない訳です。
そんなことを訊くくらいなら、他のお店に行ってしまうのです。
住宅会社、特に注文住宅をやっている会社の場合、
価格の提示に関して、確かに難しいところがあります。
土地が確定しないと、付帯工事の価格は決まりませんし、
付帯工事をしなければ、厳密に言えばその家で暮らせませんので、
お客様に、「この家ってどれくらいですか?」と質問された際に
どこまでの価格を含めて言うのかは、
その会社、その担当者の判断に委ねられる訳です。
それでも、お客様は素敵だな、と思った家に関しては、
どれくらいの価格で建てられるのかをまずは知りたいのです。
提供側の「価格提示は難しい」という事情なんて、
お客様からすれば関係ありません。
だから、
「このモデルハウスのような感じで家を建てた場合、
大体いくらくらいですか?」
とお客様に質問された場合、
即答できるようなしくみをつくっておくべきなのです。
昨日、お伺いしていたクライアント様でも
新しくオープンしたモデルハウスで
この部分を確定させました。
初回接客の際、お客様が知りたいことを即答する。
そういう環境をつくっておかなければなりませんね。