鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2930回】 素直に受け入れられるか?それとも拒絶するか?

2019年01月07日 | 住宅コンサルタントとして

このお仕事をさせていただいて13年半。

大半のクライアント様が10年を超えるお付き合い。

 

そんな中で大半のクライアント様で世代交代が起こっており、

またこれから世代交代が始まるクライアント様もおられます。

 

当然、次期経営者となる方には、

かなり厳しい現実を突きつけたりすることもあります。

 

「それじゃ、社員さんはついて来て下さらないですよ・・・」

「もっと勉強しないと・・・」

「決めたことをやれないと、社員さんの信用を失ってしまいます・・・」

 

などなど、耳の痛いことも言わなければならないと思っています。

 

当然ながら、クライアント様がより良い会社になっていただくことが重要で、

コンサルタントがクライアント様に媚を売るようになったら

それは完全に道理に反すると思っています。

 

私が厳しいことを言うと

それを受け入れていただけないことも・・・。

 

もうこれは致し方無いことだと思っておりますが、

その場合はご縁が切れてしまうことになってしまいます。

 

そういう場合は、ちょっと悲しくなります。

 

 

またその逆のケースももちろん、あります。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

もう本当に厳しいことを言い続けてきたのですが、

その言葉をしっかりと受け止めて下さり、

本当にトップが変わって下さいました。

 

その変化と共に業績も好調で、

来期は過去最高の繰り越しを抱えて迎えることになりそうです。

 

現在、商談中のお客様も十分、おられますので、

来期は過去最高の利益が出るかも、と期待しています。

 

地場中小工務店として弱者の戦略に特化し、

自分たちのゾーンで戦えば、

大手にも負けないであろうレベルが

ちょっとずつ見えてきた感じです。

 

 

経営者、および経営者一族に、

厳しい現実、耳の痛い言葉を言ってくれる人は、

基本的にほとんどいないと言っていいでしょう。

 

YESマン、もしくは辺り障りのないことしか言ってくれない人が大半だと思います。

 

耳の痛いことを言われた際、

もしくは現実を突きつける言葉を言われた時、

それを受け止めるだけの素直さがあるか?

 

それともそれを拒絶するか?

 

そこが会社が変われるかどうかだと思います。

コメント
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