鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2934回】 お客様が来ない理由

2019年01月11日 | 住宅コンサルタントとして

完成現場見学会やモデルハウスにお客様が来ない、

というお悩みをお抱えの住宅会社は本当に多いと思います。

 

その一方で、お客様が来場し過ぎて対応ができない、

という住宅会社も存在します。

 

私が最もお付き合いが長いクライアント様は、

自社単独展示場で、年間で新規来場客数が3000組を超えています。

 

おそらく、日本一でしょう。

 

その集客に12年以上、携わらせていただいてきましたから、

住宅会社の集客ということに関して、何がポイントか、ということが

手に取るように分かります。

 

結論から言うと、ただモデルハウスを建てたり、ただ見学会をやっても

お客様がわざわざ足を運んで下さる訳では無い、ということです。

 

多くのお客様に来場いただくためには、

お客様がどういう手段で情報を収集していて、

家を建てたいと検討しているお客様がどんな情報を求めているのかを

こちら側が押さえておかなくてはならないのです。

 

住宅会社側が知っておかなくてはならないのは、

家を建てるということをお客様はあまりにも普段、考えないので、

いろんな情報を住宅会社側が発信していても頭に残りにくい、

ということなのです。

 

例えば、全く知らないレストランが、

食後に珈琲とデザートをサービスしてくれる、ということを知っても、

わざわざ足を運んだりしないでしょう。

 

でも、ピザが名物のレストランで、そこのピザが美味しいと知っているケースで、

例えばピザが今日から2週間半額、ということであれば、

ちょっと行きたいな、と思うと思うのです。

 

すなわち、住宅会社がやらなくてはならないのは、

 

1.知名度を高める

2.お客様が求めている情報を発信する

3.お客様が頻繁に利用する媒体で発信する

 

ということです。

 

これらを押さえることなく、ただイベントを企画しても、

お客様は来て下さらないのです。

 

皆さんの会社は、知名度を高める努力をしていますか?

お客様が求めている情報は何か、探る努力をしていますか?

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