鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2939回】 40代、50代でも活躍したいのであれば・・・

2019年01月16日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスパーソンとして20代、30代前半までは、

お客様から可愛がってもらえ、

結果、キャラだけで買っていただくことが可能だったりします。

 

しかしながら、30代後半あたりから、

お客様に可愛がっていただくことは難しくなります。

 

40代になると、お客様の方が年下、というケースも増え、

そうなると自分の素の実力や人間性で、お客様は判断されます。

 

「可愛がってもらえる」というアドバンテージがなくなり、

自分自身の実力だけで勝負しなければならない。

 

だから40代を迎える前に、自分の実力を高めておく必要があるのです。

 

そのためにも20代、30代で読書をして、

知識をしっかりとストックしておかなくてはなりません。

 

そして読書で学んだことを実践し、

自分自身の経験値を高めておく必要があるのです。

 

私がクライアント様の若いスタッフさんに、

 

「とにかく本を読んで欲しい」

 

とお願いをしているのは、

長い年月、活躍できる地力をつけていただきたいからです。

 

家庭を持ち、お子さんができれば、

一般的に40代、50代とお子さんに何かとお金がかかる。

 

その時期にしっかりと稼ぐことができるよう、

若い頃からコツコツ読書をし、学んだことを実践していきましょう。

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【第2938回】 トラブルが起こった時は、交渉

2019年01月15日 | 住宅コンサルタントとして

どれだけ真面目に仕事をしていて、

どれだけ真剣に仕事に取り組んでいたとしても、

必ずトラブルは発生します。

 

その理由は、仕事はチームで行うからです。

 

自分は完璧に仕事をしていたとしても、

メンバーがミスすることもあれば、

お客様がミスをしてしまい、

そのお客様のフォローのために動かなくてはならないこともあるでしょう。

 

とにかく、圧倒的な仕事の量をこなしていれば、

トラブルに巻き込まれることは定期的に起こります。

 

その時に重要なのは、交渉力です。

 

トラブルが発生した時に、よくあるケースとして、

 

「お金、払わないぞ!」

「支払、とめるぞ!」

 

というものがあります。

 

住宅会社さんがお施主様に言われる。

販売店様が工務店様に言われる。

メーカーが販売店様や工務店様に言われる。

 

私、メーカーの営業マン時代に、転勤して間もなく、

北海道のある町の町営住宅の物件で、

前任担当者が納材した建具でクレームが発生したとのことで、

とりあえず現場に急いで行って欲しい、と販売店様に依頼され、

朝、6時に家を出て、3時間かけて現場に向かいました。

 

現場に着くと、たちの悪そうな工務店さんの監督と経営者が既に居て、

一方的に商品に対する文句と、これではお金を払えないということ、

更にはすぐに商品を交換しろ、ということを大声で主張してきました。

 

その言い方があまりに品が無く、威圧的だったので、

私、死んだ魚の目をしながら、聞き流していました。

 

先方いわく、商品を無償交換しろ、ということでした。

 

ただ、現場で枠の対角を測ったりしたところ、

工務店さん側の施工が悪いので建具がしっかりと閉まらないと

私自身、すぐに分かりました。

 

ただ、相手が感情的なので、正論を言ったところで納得しないと判断し、

次のような交渉をしました。

 

1.あなたたちが言っていることは理解できました。

2.ただ、原因が商品にあるのか、施工精度にあるのか、現時点では分からない

3.後日、精密に寸法を測れる機械を持って、アフター担当者が検査をします。

  そして、当社の商品に問題がある場合、無償で交換させていただきます、

  ただ、施工に問題がある場合は、新たに商品を購入していただかなくてはならない。

  その旨をご理解いただけないと、私としても動けない。

 

ということを伝え、納得していただきました。

 

相手に条件を納得していただいた上で、

しかも後日、相手が冷静になったところで、客観的な事実をお伝えしたところ、

相手も納得してくれた上で、こちらも誠心誠意、対応させていただき、

無事、解決し、販売店様からも評価をしていただけました。

 

もちろん、相手が納得してくれなければ、

裁判を起こしてでも正義を貫くつもりでしたが・・・。

 

トラブルが起こった時、まずは相手が感情的になっていると、

正論や正しい現実すら、もめごとの要因になります。

 

なので、

 

「こういう場合だったら、こうなります。

こういうケースなら、このような対応をさせていただきます。

よろしいですか?」

 

というような交渉力が必要になるのです。

 

そもそも、仕事を真剣にやっていれば、トラブルはつきもの。

 

それは、人間は自分の物差しで判断するからです。

 

トラブルの時こそ、交渉が大事なのです。

 

皆さんは交渉力がありますか?

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【第2937回】 考えるだけでは結果は変わらない

2019年01月14日 | 住宅コンサルタントとして

思うような結果が出ない時、

イメージ通りに物事が進まない時、

皆さんならどうしますか?

 

私、単純ですから、とにかく行動を変えます。

 

今までやってきたことが、

正解とズレているから結果が出ないのです。

 

だからまず行動を変えることを決定します。

 

そしてどう変えれば良いか、自分なりに考えるのですが、

考えても答えが出ない場合は、うまくいっている方の真似をします。

 

というか、そもそも考えて出てくる答えも

以前に何らかのルートで知ったり学んだことが中心なのですが・・・。

 

やってみて、検証して、改善する。

 

このスピードを高めていくことで、

イメージしているような結果に近づいていくことが多いです。

 

しかしながら、思うように仕事が進まない時に、

とにかくいろいろ考えるだけの方もいます。

 

でも、行動しないと結果って変わらないですよね。

 

どれだけ考えようが、行動しなければ結果は変わらない。

 

そしてどう変われば良いのか、ということは、

日頃からいろんなことを勉強していれば、

比較的すぐにヒントを掴むことができます。

 

行動を変える。

どう行動するのかを決定するまでのスピードを高める。

 

そしてイメージする結果に近づいていくのです。

 

思うような結果が出ない時、行動をすぐに変えることが出来ていますか?

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【第2936回】 素人目線を持ち続けられるように・・・

2019年01月13日 | 住宅コンサルタントとして

業界の慣習にどっぷり浸かると、

決断を下す際の考え方が売り手目線に寄ってしまいます。

 

「本当はこういう対応が望ましいけれど、

常識的には実現が難しいから、今はやらない」

 

「それに取り組んだところで、採算は合わないから・・・」

 

というように、自分都合で物事を考えるようになるのです。

 

そうならないためには、素人の目線を常に持ち続けることが重要です。

 

例えば飲食業界。

 

予約を電話でしか受け付けていないお店や

会計のためにわざわざ人を置いているお店。

 

そもそも、長年それが業界の慣習だったのでしょう。

 

でもお客様からすれば、

電話がつながらないストレスを感じますし、

そのお店で食事を楽しんでいるお客様からすれば、

お店の中でずっと電話音がなっていると、落ち着かなかったりします。

 

また、会計の時にお客様に待ってもらったりすることも、

私はとても気になります。

 

ネットで予約でき、事前に決済できるお店の方が、

実は個人的にすごく好きだったりします。

 

一方、住宅業界はどうか?

 

いつ、お客様が来てもらっても大丈夫なように、

人を配置する。

 

自社で家を建てることを決断してもらってもいないうちに、

プランをガンガンつくりまくり、見積をしまくる。

 

そういう部分に手間暇をかけるのに、

お子様連れで来場されるお客様のお子さん対応には

なぜか人を配置しない。

 

契約前まではすごく丁寧な対応なのに、

契約した後はかなりドライな対応をされる。

 

一般的な方にとって、この世で最も高額なお買い物であるにも関わらず、

売り手側にその意識が欠けていて、接客やおもてなしのレベルが低い。

 

一般的なお客様からすれば、業界の常識や慣習など、どうでも良いことです。

 

自分がお客様だったら、どんな対応をしていただくと嬉しいか?

 

こういう素人目線を持ち続け、自社のあらゆるものを改善していきたいですね。

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【第2935回】 雑貨・カフェモデル

2019年01月12日 | 住宅コンサルタントとして

一時、住宅会社でカフェを併設したり、雑貨屋さんを併設したりして、

そこに来たお客様から家づくりの相談をしてもらえるように

動線を引っ張って対応する、ということが流行りました。

 

ただ、このビジネスモデルをやり続けている会社は、

おそらく全体の10%も無いのでは無いでしょうか?

 

カフェや雑貨屋さんに大してお客様が来ない。

売上が確保できないので、結果、赤字がドンドン膨らむ。

 

最終的に止めてしまう、という結果になるのです。

 

うまくいかないのは、

カフェや雑貨屋さんなど、取り組んだ業態のせいではありません。

 

ただ、新しいお店をやれば成功する、というように

安易に商売を考えている経営者の責任です。

 

カフェが悪い訳でも、雑貨屋さんが外している訳でもないのです。

 

今のこのご時世で、未だに

 

「この業界に参入すれば、当たる!」

「このビジネスが、今後、将来性がある!」

 

という浅はかで、物事の本質を理解できない経営者が多いことに、

正直、ちょっとビックリします。

 

まあ、こういう浅い考えの方は、ほぼ男性でオッサンが多いのですが・・・。

 

雑貨屋さんでも、カフェでも、家具屋さんでも、

それらを本業として、必死で取り組んでおられるお店ですら

苦戦されている訳です。

 

それを異業種から軽い気持ちで参入して、

しかもトップ自ら本気になる訳でもなく、

社員さんに丸投げしていて、成功なんてする訳ないのです。

 

このモデルで成功している企業は、

トップ自ら本気で取り組み、改善改良を繰り返しています。

 

お客様が求めていることは何か?

素晴らしい同業他社はどんなことに取り組んでいるのか?

異業種から学べることは無いか?

 

などなど、勉強しまくり、行動しまくっているのです。

 

うまくいかない原因は、

どんなことに取り組むのか、ということに問題があるのではなく、

物事の本質を深堀して考えられないという、己の浅さに原因があるのです。

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【第2934回】 お客様が来ない理由

2019年01月11日 | 住宅コンサルタントとして

完成現場見学会やモデルハウスにお客様が来ない、

というお悩みをお抱えの住宅会社は本当に多いと思います。

 

その一方で、お客様が来場し過ぎて対応ができない、

という住宅会社も存在します。

 

私が最もお付き合いが長いクライアント様は、

自社単独展示場で、年間で新規来場客数が3000組を超えています。

 

おそらく、日本一でしょう。

 

その集客に12年以上、携わらせていただいてきましたから、

住宅会社の集客ということに関して、何がポイントか、ということが

手に取るように分かります。

 

結論から言うと、ただモデルハウスを建てたり、ただ見学会をやっても

お客様がわざわざ足を運んで下さる訳では無い、ということです。

 

多くのお客様に来場いただくためには、

お客様がどういう手段で情報を収集していて、

家を建てたいと検討しているお客様がどんな情報を求めているのかを

こちら側が押さえておかなくてはならないのです。

 

住宅会社側が知っておかなくてはならないのは、

家を建てるということをお客様はあまりにも普段、考えないので、

いろんな情報を住宅会社側が発信していても頭に残りにくい、

ということなのです。

 

例えば、全く知らないレストランが、

食後に珈琲とデザートをサービスしてくれる、ということを知っても、

わざわざ足を運んだりしないでしょう。

 

でも、ピザが名物のレストランで、そこのピザが美味しいと知っているケースで、

例えばピザが今日から2週間半額、ということであれば、

ちょっと行きたいな、と思うと思うのです。

 

すなわち、住宅会社がやらなくてはならないのは、

 

1.知名度を高める

2.お客様が求めている情報を発信する

3.お客様が頻繁に利用する媒体で発信する

 

ということです。

 

これらを押さえることなく、ただイベントを企画しても、

お客様は来て下さらないのです。

 

皆さんの会社は、知名度を高める努力をしていますか?

お客様が求めている情報は何か、探る努力をしていますか?

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【第2933回】 どんな姿を見せるのか?

2019年01月10日 | 住宅コンサルタントとして

我が家の子どもはこの4月から大学2年生と1年生。

 

次男も家を出ますので、自宅は私と家内、そして娘(ワンコ)の3人となります。

 

子どもたちとの一緒に住まなくなりますが、

実は毎月、家族の食事会を開催したり、

父母のお祝いの時に集まったりと、

家族としての絆は深いままだと思います。

 

そして私自身が40代になって心がけていることがあります。

 

それは子どもの目からみて、

ダサい親父にならないようにする、ということです。

 

いや、あわよくば、

「ウチの親父、結構イケてるで!」

と思ってもらえるような生き方をしたいと思っています。

 

服や髪型、家での過ごし方など、

子どもの目から見て、ちょっとでも良い親父でありたいと思っていますし、

仕事ってメッチャ面白いってことも伝えられたらと思っています。

 

親が仕事や人生を楽しんでいる姿を見せることが

子育てにとってすごく大切だと思っていて、

子どもたちの目にも何となくそんな感じで映っているといいなぁ、と

いつも思っています。

 

我が家の子どもたちには、

私が過去、使っていたものをドンドンあげていているのですが、

私のお古を子どもたちは結構使ってくれています。

 

8年半前に買った財布は私から長男に渡り、

今、次男が使っていますが、今でもメチャキレイに使ってくれていますし、

私が長年着ていたコートは2着とも長男が今、着ています。

 

オフィスにある大量の本は、

長男も次男も図書館の感覚で勝手に持っていきます。

 

そして私が今、使っている時計を次男は

「同じモノが新品で欲しい」と言ってくれたりするので、

まあ子どもたちに一応、認めてもらっているのでしょう。

 

また今年も年齢を一つ、重ねますが、

50代になっても若い親父で、

仕事も人生も楽しんでいる姿を子どもたちに見せたいと思っています。

 

そして未来に子どもたちが希望を持って、

今日を楽しく過ごしてもらえたら、

親として最高ですね。

 

皆さんは、どんな姿を自分のお子さんに見せていますか?

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【第2932回】 業績を高めることが目的ではない

2019年01月09日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社にとって、というか全ての企業にとっての

最終目的地はどこか?

 

それはやはり、

 

「自社に関わってくれる全ての方が幸せになること」

 

というところに行きつくと思うのです。

 

従業員さん、協力業者さんや職人さん、お客様、地域の方々。

 

これらの方が皆、良くなっていくことが目的。

 

そのために必要なのが、やはり安定した仕事の受注量。

そして粗利益額だと思います。

 

利益が無ければ、従業員さんのお給料を上げることもできませんし、

福利厚生も充実させることができません。

 

協力業者さんたちも生活がある訳で、

安定して仕事を出せなければ、腕の良い方たちは離れていくことでしょう。

 

そしてモチベーションが高いスタッフさんと

優秀な協力業者さん、腕の良い職人さんたちが関わることで、

素晴らしい家をお客様に提供することが可能となり、

お客様にも満足していただくことができるのです。

 

こうして地域社会に貢献していける。

 

これが目指すべき最終地点だと個人的に思っています。

 

すなわち、中小企業の目的は、

自社に関わって下さる全ての方が幸せになることであり、

業績を高めることは、その手段である訳です。

 

ですから、ちょっと業績が上がったからといって、満足してはいけないのです。

 

目的と手段。

その違いをしっかりと認識して、仕事に向き合いたいものです。

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【第2931回】 うまくいっている時が危ない時である

2019年01月08日 | 住宅コンサルタントとして

業績が良い時、

新しいことにチャレンジしようとする人、会社はそれほど多くないでしょう。

 

うまくいっているのだから、変える必要は無い、

と考えることは、当たり前かと思います。

 

しかしながら、今、うまくいっている中でも

市場のユーザー、ライバル企業など外部環境は常に変わっています。

 

したがって、常に変わり続け、

外部環境の変化に適応することが正しいことであって、

変わることを受け入れないことは危機のはじまりなのです。

 

業績や良い時は、実は危機のはじまりなのだ、

ということを知っておくと良いでしょう。

 

そして今、たまたまうまくいっているとしたら、

その要因は今にあるのではなく、

3年前や2年前に取り組んでいたことが当たっているだけであって、

今、努力することや変わることをやめてしまえば、

それは3年後に悪い結果として表面化するかもしれません。

 

だからうまくいっている時に次の一手を打つべきだと思うのです。

 

長きに渡り、お客様に支持されている企業、お店。

長きに渡り、活躍している芸能人の方。

分析すればするほど、変わり続けていることが分かります。

 

うまくいっているからといって、変わることをやめてはいけません。

 

常に進化成長。

常に改善改良。

 

今年、自分をどう変えていきますか?

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【第2930回】 素直に受け入れられるか?それとも拒絶するか?

2019年01月07日 | 住宅コンサルタントとして

このお仕事をさせていただいて13年半。

大半のクライアント様が10年を超えるお付き合い。

 

そんな中で大半のクライアント様で世代交代が起こっており、

またこれから世代交代が始まるクライアント様もおられます。

 

当然、次期経営者となる方には、

かなり厳しい現実を突きつけたりすることもあります。

 

「それじゃ、社員さんはついて来て下さらないですよ・・・」

「もっと勉強しないと・・・」

「決めたことをやれないと、社員さんの信用を失ってしまいます・・・」

 

などなど、耳の痛いことも言わなければならないと思っています。

 

当然ながら、クライアント様がより良い会社になっていただくことが重要で、

コンサルタントがクライアント様に媚を売るようになったら

それは完全に道理に反すると思っています。

 

私が厳しいことを言うと

それを受け入れていただけないことも・・・。

 

もうこれは致し方無いことだと思っておりますが、

その場合はご縁が切れてしまうことになってしまいます。

 

そういう場合は、ちょっと悲しくなります。

 

 

またその逆のケースももちろん、あります。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

もう本当に厳しいことを言い続けてきたのですが、

その言葉をしっかりと受け止めて下さり、

本当にトップが変わって下さいました。

 

その変化と共に業績も好調で、

来期は過去最高の繰り越しを抱えて迎えることになりそうです。

 

現在、商談中のお客様も十分、おられますので、

来期は過去最高の利益が出るかも、と期待しています。

 

地場中小工務店として弱者の戦略に特化し、

自分たちのゾーンで戦えば、

大手にも負けないであろうレベルが

ちょっとずつ見えてきた感じです。

 

 

経営者、および経営者一族に、

厳しい現実、耳の痛い言葉を言ってくれる人は、

基本的にほとんどいないと言っていいでしょう。

 

YESマン、もしくは辺り障りのないことしか言ってくれない人が大半だと思います。

 

耳の痛いことを言われた際、

もしくは現実を突きつける言葉を言われた時、

それを受け止めるだけの素直さがあるか?

 

それともそれを拒絶するか?

 

そこが会社が変われるかどうかだと思います。

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【第2929回】 大手ですら、トップの考えを発信することに力を入れてきている

2019年01月06日 | 住宅コンサルタントとして

今朝、目を覚ますと、時計は何と1時。

 

私が起きてリビングに行くと、家内は寝るところで、

夫婦で完全に時差が出来まくっております。

 

さて、仕事の準備のためにいろいろ書物に目を通したり、

ネットサーフィンをしている中で、

You Tubeでたまたま発見したのが、

トヨタの豊田章男社長とイチロー選手、そして小谷真生子さんの3人が

対談している動画を発見。

 

イチロー選手、小谷真生子さんの大ファンである私、

もちろん、見るという選択肢しかありません。

 

前編、後篇をしっかりと拝見し、学ばせていただいたのですが、

この対談をYou Tube上で流しているのがトヨタイムズという、

トヨタ自動車のチャンネルなんですね。

 

小谷真生子さんがイチローさんと豊田章男社長に質問をしながら、

トヨタがどんなことに挑戦していて、

会社としてどこを目指しているのかをさりげなく引き出す。

 

正直、このチャンネルを見終えた後、トヨタをちょっと好きになってしまいました。

 

今まで企業が自社のことをTV番組で取り上げてもらうために、

広告代理店や制作会社とバーターでおこなうことが多かったと思います。

 

そしてブランディングのために、TVCMを頻繁に流したり、

雑誌や新聞に公告を掲載したり、ということが多かったと思いますが、

そういうイメージ型の情報発信では

ユーザーの心を掴めなくなってきていると個人的に思います。

 

そこでYou Tubeを使って、

自分たちが伝えたいことをダイレクトに伝える。

 

感じたのは、強者が弱者の戦略を取ってきているな、ということ。

 

あのトヨタ自動車ですら、そういうことに取り組み出しているのです。

 

これ、中小企業からしたら脅威ですよね。

 

住宅会社もトップの考えをダイレクトに伝える時代が

来ているということでしょう。

 

皆さんの会社では、トップの考え、会社のビジョンをユーザーに伝えるために、

今年、どんなことに取り組みますか?

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【第2928回】 無事、帰国

2019年01月05日 | 住宅コンサルタントとして

日本に無事、帰国いたしました。

 

今回はANAのマイルが溜まっていたので、

ルフトハンザ航空のビジネスクラスを利用させてもらったのですが、

ルフトハンザ航空とANAやJALではシートの幅や食事メニュー、

更にはキメの細やかさなどの点で違いすぎることを改めて実感。

 

多少、高くても、日本の航空会社の方が断然良いので、

可能な限り、日本の航空会社を利用しようと思います。

 

さて、マドリード、バルセロナというスペインの二大都市に

年末年始に行って、改めて思いましたが、

とにかく通りを歩いている人が多いのです。

 

特にマドリードなんかは、朝の山手線のホームに近いくらい、街中に人が居て、

それを見ると日本はまだまだ観光客を増やせるよな、と感じました。

 

東京の浅草寺や京都の祇園よりも、それはもう圧倒的に多かったです。

 

日本の地方都市の通行量とは比較になりません。

 

私は人口減、着工減という、市場が縮小していく中で、

住宅会社様の業績向上のお手伝いをさせていただく仕事をしています。

 

社会に出た時にはバブルが崩壊していたので、

右肩上がりの時代を経験したことがありません。

 

右肩下がりの中、業績を上げていくためには、

市場の顧客のニーズに適応し続けなくてはなりませんし、

それが難しくもあり、また面白いところでもあるのですが、

このスペインの二大都市で飲食や小売りをやったら

一体どんな感じなんだろう、と興味が湧きます。

 

ヨーロッパの食事では、暖かい料理が結構少ないので、

冬場、暖かいスープやうどんなど、出したら絶対にニーズがあるよな、

と思っていたのですが、

バルセロナのボケリア市場の近くに、

お客様から全ての調理工程が見える焼きそば屋さんのようなお店には

お客様が長蛇の列をつくっておりました。

 

日本食は本当に海外で受け入れられているので、

外食業界で働いていたとしたら、100%、海外で勝負する、

という選択をしているだろうな、と思います。

 

また、バルセロナのガウディ関連の建物を見学するための入場料金は

ドンドン値上がりしています。

 

いつか行きたいと思っている方は、早めの方が良いと思います。

 

ということで、無事帰国しました。

 

弊社は明日から仕事はじめ。

 

各クライアント様にしっかりと成果を出していただけるよう、

最善の提案をするために、準備をしたいと思います。

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【第2927回】 バルセロナ最終日

2019年01月04日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はバルセロナ最終日。

 

朝から次男を連れてカンプノウへ。

 

スタジアムの中、ピッチのそばまで入ることができ、

次男はご満悦の様子。

 

バルセロナのユニフォーム(3着目)、パーカーなど、

好きなモノを買っておりました。

 

その後、バルセロナ市街でお買い物。

 

今回、私も家内も靴を一足ずつしか買っておらず、

後は次男と長男の服や靴を買いまくっておりました。

 

私たちは、スーパーや市場でアカシアの蜂蜜やオリーブオイル、

そしてワインや生活雑貨をひたすらチェックして買っていました。

 

私、カレーはスパイスから作るのですが、

コリアンダー、クミン、チリペッパー、ブラックペッパーなど、

日本で買うよりも非常に安いので、迷わず購入。

 

アカシアの蜂蜜は500グラム入って10€。

スペインのスパークリングワインであるCAVAも

750ミリで2~14€くらいで購入しておりました。

 

また容器がとてもかわいいハンドソープや

オーガニックのハンドクリーム、

更には日本でいうところの8x4も激安。

 

というか、日本って何で人件費とかとても安いのに、

日用品や野菜、食品などはあんなに高いのでしょう?

 

おそらくいろんな部分に無駄が多々あるということなんでしょうね。

 

ここ最近は、ヨーロッパの雑貨や食雑貨の仕入れか!というくらい、

いろんなものを爆買いして帰国しております。

 

では、ただ今から空港に向かって帰国します。

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【第2926回】 3度目のサグラダファミリア

2019年01月03日 | 住宅コンサルタントとして

3回目のバルセロナ。

 

そして3回目のサグラダファミリア。

 

前回来たのは約3年前。

 

その頃から比べると、かなり建築が進んでおりました。

 

 

高台からバルセロナの街並みを見た時、

その存在感がひときわ目立つ、サグラダファミリア。

 

 

 

 

 

外から見ても、中を見ても、もう建築好きにはたまりませんよね?

 

ガウディの生誕100年に合わせて、完成見込みだそうですが、

今のところ、工事は順調に進んでいて、間に合うようです。

 

ただ、以前と違って当日、チケットを購入して中に入ることは無理のようです。

 

バルセロナ、観光客の増え方がハンパ無いようで、

サグラダファミリア、カサパトリョ、カサミラなどは

事前にネットで予約をしていった方が無難ですね。

 

そしてサグラダファミリアを見学した後は、お腹が空いたので、

お気に入りのバルで朝食兼昼食を。

 

 

 

 

 

もうここのお店、何を頼んでも外れが無く、

CAVAを呑みながら生ハムやマッシュルーム、マテ貝などを堪能していました。

 

今日は次男が最も楽しみにしていた、

カンプノウに行って、カンプノウの中のツアーに行ってきます。

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【第2925回】 ガウディ作品に触れる

2019年01月02日 | 住宅コンサルタントとして

12月31日にマドリードからバルセロナに移動し、

31日に最近まで公開されていなかった、カサ・ビセンスを見学。

 

そして元日にカサ・パトリョとグエル公園に行ってきました。

 

 

グエル公園、カサ・パトリョは過去にも見ているのですが、

今回は次男を連れてきていますので、

次男にガウディの建築物を見てもらおうという、

私たち夫婦の意図もあって、二度目の見学。

 

 

こんな天井、仕上げるまでどれくらいの時間がかかったのでしょう?

 

 

ドアのデザイン。

 

 

吹き抜けを上部から撮影。

下に行くほど色が薄くなっているのは、光が届きにくいことを計算して、

全体が同じ色の濃さになるように計算して貼っているそう。 

 

 

 

階段の手すりや周りの収まり。

もう、すごいの一言です。

 

カサ・パトリョは、建築物というよりも、

むしろ彫刻物といった方が近いと感じます。

 

この手すりにしても、ドアにしても、階段にしても、

全て龍をイメージさせる彫刻ですよね・・・。

 

一部屋の壁や天井を仕上げるだけで、

一体どれくらいの時間とコストがかかったのか?

 

この複雑な仕上がりをどうやって職人さんたちに指示したのか?

 

これだけの資金は誰が出したのか?

 

もう見ていて疑問が尽きません。

 

そして本日はこれから、サグラダファミリアを見学に行ってきます。

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