2021年5月5日 中国新聞「広場 特集 わがまちの宝」掲載
太鼓と三味線、笛のゆっくりした曲調のはやしに合わせた甚句調の音頭で「そーら、てっとーてん」の掛け声に合わせて踊る。上品な振り付けの中に優雅さを感じるさせる踊り岩国市の「小糠踊」だ。
小糠踊は国名勝・錦帯橋の創建前から踊り継がれてきた盆踊りだ。今は錦帯橋近ぐの城下町情緒の残る路地を練り歩き、見る人を楽しませる。しかし、空白期間もあった。
世話人が高齢化し、にぎわいの中心が城下町から岩国駅前へと移り地域が寂しくなっていった。有志によって「小糠踊保存会」ができたが、舞台での踊りでは、小糠踊の本当の良さが伝わらずむなしさを感じたと聞いている。
2014年、有志が小糠踊応援隊を結成。翌年、路地踊りが復活した。飛び入り参加もありにぎわった。また、継承の担い手を志す小中学生の「連」が結成ざれ、にぎわいが増した。
今は新型コロナウイルスで中断しているが、地域交流の盆踊り、長く続いてほしい。
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太鼓と三味線、笛のゆっくりした曲調のはやしに合わせた甚句調の音頭で「そーら、てっとーてん」の掛け声に合わせて踊る。上品な振り付けの中に優雅さを感じるさせる踊り岩国市の「小糠踊」だ。
小糠踊は国名勝・錦帯橋の創建前から踊り継がれてきた盆踊りだ。今は錦帯橋近ぐの城下町情緒の残る路地を練り歩き、見る人を楽しませる。しかし、空白期間もあった。
世話人が高齢化し、にぎわいの中心が城下町から岩国駅前へと移り地域が寂しくなっていった。有志によって「小糠踊保存会」ができたが、舞台での踊りでは、小糠踊の本当の良さが伝わらずむなしさを感じたと聞いている。
2014年、有志が小糠踊応援隊を結成。翌年、路地踊りが復活した。飛び入り参加もありにぎわった。また、継承の担い手を志す小中学生の「連」が結成ざれ、にぎわいが増した。
今は新型コロナウイルスで中断しているが、地域交流の盆踊り、長く続いてほしい。