今はどこに出向いても入り口でマスクの着用、手のアルコール消毒、場所によっては体温を求められる。千に1度かもしれないが、よほど忙しかったのだろう消毒をせずに走って入店した女性を見た。また、潔癖すぎるのか、先日はアルコールで手洗いするほど足ふみ式の容器からアルコールを注ぐ人がいた。しないよりはいいか、と苦笑しながら見ていた。
小さな子供が両手の指をそれはそれは上手く使って上手な手洗い映像に感心してから1年以上が過ぎた。今の感染状況だけ見ればあの当時より悪化しており幼稚園などでの手洗いは続いているだろう。図書館や医院では子ども用に低い台や椅子に子どもの喜びそうなキャラクターと並べてアルコールが置かれていてほほえましい。このくらい町中では気遣いをしている。
3回目の緊急事態宣言の延長が今週末に決まると報道される。米国は、日本を最も厳しい「渡航中止の勧告」に引き上げた。この二つだけでも、コロナ感染に関する日本の現状は非常に厳しいことをうかがわせる。日本の厳しい現状を国はどこまで外に向かって発信しているのだろうか。「緊急事態宣言下でも五輪は開催」というIOC幹部の発言には多くの日本人は驚いた。
宣言の延長、今の感染状況では当然だ。問題は解除時期について6月13日や20日の案が検討中として報道されている。解除は日にちで行えば4回目の宣言に連なることは3回目の状況から容易に判断できる。ステージ3をマスターしステージ2に達したら解除、このくらいの解除基準を明確にして実行して欲しい。そこから発生する問題へは政治が英断を持って対処する。